「ハリルがスクラップにしたがっていた本田に西野は敬意を払った」 伊紙が独特の表現で本田と西野ジャパンを称賛

2018年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本が追いついたのは妥当な結果」(ガゼッタ紙)

ミラン時代、本田に対して厳しかったイタリア紙も、セネガル戦の活躍を高く評価。(C)Getty Images

 日本代表の本田圭佑は6月24日、ロシア・ワールドカップのグループH第2戦のセネガル戦で、途中出場からチームを救う同点ゴールを決めた。

 香川真司との交代でピッチに足を踏み入れてから、わずか6分で見事に結果を出した本田。ミラン時代に背番号10をまとった本田をたびたびこき下ろしてきたイタリア紙『Gazzetta dello Sport』も、その活躍に賛辞を並べている。
 
『Gazzetta dello Sport』紙は25日付の日本戦レポート記事で、「無限の本田が日本を救う」と、タイトルから本田を称賛。「日本では年寄りを敬うのが道徳的義務以上のことであり、社会の柱だと知られている」と、風変わりな出だしの記事で称えた。

「サッカーについて言えば、本田は年寄りだ。ハリルホジッチは彼らベテランをスクラップにしたがっていたが、後任の西野は、より敬意を払った。敬意を払い、本田を72分に投入。その6分後に本田は同点弾を決めた。日本人初の3大会連続弾。彼のゴールが日本に貴重な勝点1をもたらし、グループ全体の行方をふたたび分からなくさせた」

 また同紙は、本田のゴールで日本が追いついたのは妥当だったと指摘。「(ミスで失点する)難しい出だしから徐々に調子を上げていき、お決まりのように決してあきらめることがなかった」と、ビハインドを背負っても屈することなく巻き返したチームを称えている。

 採点では、本田にチーム2位の7点をつけ、「偉大な選手によくあるように、適切な場所にいた。決定的」と評価。なお、チーム最高評価は1ゴール・1アシストの活躍を見せた乾貴士で、7.5点だった。

 ミラン時代にイタリア・メディアの"手のひら返し"を経験してきた本田。グループリーグ突破が懸かる28日のポーランド戦でも、ふたたび賛辞を浴びることができるだろうか。
 
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