「誇りに思う」 得点ランキング首位浮上のケイン、パナマ戦でのハットトリックに胸を張る

2018年06月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

初戦に続き、ゴールゲッターとして大活躍

ハットトリックを決め、サポーターの声援に応えるケイン。(C)Getty Images

 パナマ相手に6点と大量得点し、歴史的な大勝を手にしたイングランド。同試合でイングランドが獲得した6点のうち、3点を決めたのが、イングランドの大型FWハリー・ケインだ。

 今大会5得点目を記録し、4得点でトップだったポルトガルのクリスチアーノ・ロナウド、ベルギーのロメル・ルカクを抜き去って、今大会の得点ランキングトップに躍り出た。

 188cmの身長を活かし、ダイナミックなプレーで得点を奪い取る、現代表の点取り屋として期待されるケインは試合後、ハットトリック達成を「ラッキーだった」と謙遜しつつ、胸を張った。

「3得点できたことを誇りに思う。歴代でもワールドカップでハットトリックを達成できた人数は多くはない。決して簡単なことじゃない」

 また、ロナウドやルカクを抜き去って得点ランキングトップに躍り出たことについては、「我々はお互いをリスペクトしている。しかし、今考えるべきはイングランドのチームのことで、規律を守りながら、フットボールを楽しんでいるつもりだ。すべての人がセカンドラウンドに行けるわけではないから」とコメントした。

 記者から、相手チームにPKをもたらしたパナマの"積極的な"プレーについて話が及ぶと、「彼らを責めることはできない。どんなプレーにもリスクはあるものだ。試合中、審判は非常に慎重だったし、我々は結果としてうまくいって勝利につながった。最も重要なのは試合に勝つことだ」と意に介さなかった。

 そしてPKと得点王の話題については、「何度も何度も練習しているキックだ。3つ目のゴールは非常に幸運だったんじゃないかと思う。得点王については、ほかにもたくさんの優れたストライカーがいる。私も同じように目指すだろう」と語っている。

 大会が進むにつれ、得点王争いも激しさを増しそうだが、果たしてイングランドのエースは、1986年メキシコ大会のガリー・リネカー以来となる、イングランド人としてのタイトル獲得を果たせるか。要注目だ。
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