「対策をされても大丈夫!」 “韋駄天”マネ、日本、そして元同僚・吉田麻也との対戦にも自信!!

2018年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「美しい試合になる」と日本戦を展望。

「日本はこの舞台に立つのに値する」と語るマネだが、自軍のパフォーマンスにも自信を見せている。 (C) Getty Images

 現地時間6月24日、ロシア・ワールドカップのグループHで日本代表とセネガル代表が激突する。勝てば決勝トーナメント進出へ大きく前進するため、ともに負けられない一戦となる。

 今大会の初戦で難敵ポーランドと対戦したセネガルは、組織的な守備で相手エースのロベルト・レバンドフスキを封殺。そして効果的な速攻でゴールを奪い、2-1と白星スタートを切っている。強豪コロンビアに勝利した日本にとっても、決して侮ってはいけない相手だ。

 そんなセネガルの中心選手であるサディオ・マネが、前日会見に臨み、日本への印象を「日本はプレーする方法を知っているし、何よりアグレッシブだ」と語り、大事な2戦目の行方を展望している。

「美しい試合になるだろう。僕らも強いチームであり、ボールをどう扱うべきかわかっているからね。もっとも重要なことは、全員で連携して走ること。国のためにすべてを尽くしたい」

 今のセネガルを語るうえで、マネの存在は欠かせない。ポーランド戦ではチームの攻撃の軸となる速攻の起点となっただけでなく、最前線からの守備でも奮闘。文字通りの粉骨砕身の活躍ぶりで、母国に勝利をもたらした。
 しかしながら背番号10を背負うキャプテンは、「重要なのはグループで何をするかだ」と、自身だけに注目が集まることに苦言を呈す。

「個人的には誇らしいことだけど、避けるべきだね。グループ全体で何をするかが重要なんだ。チーム全員が、自分自身のことに集中する必要がある。僕らの監督は、全ての仕事をやってくれている。あらゆる戦略を立ててくれている。もし、日本が"サディオ・マネ対策"を練ってきても、心配することはない」

 そんなマネは、日本代表CB吉田麻也とサウサンプトン時代、2シーズンに渡って苦楽をともにしてきた。来る決戦では対峙する可能性もあるが、「打ち負かすことができる」と自信を垣間見せた。

「もちろん、彼のことはよく知ってるよ。サウサンプトンでは、いつも一緒だったからね。今だって最高の関係だよ。こないだ会った時、『僕と戦いたいか?』と尋ねてみたけど、『ノーだ』と言っていたね(笑)。ただ、彼はなんでもできるし、きっと僕を打ち負かすことはできると思う。でも、それは僕も一緒だ」

 日本に対して「リスペクトしている」と語るマネを擁するセネガル。その立ちはだかる強大な壁を越えて、西野ジャパンは決勝トーナメントへ上がれるか? 運命の時が刻一刻と迫っている。
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