【W杯 大会14日目プレビュー】エクアドル対フランス戦

2014年06月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

リーグ突破確実のフランスをエクアドルは攻略できるか!?

力関係からすればスイスが勝点3を得る可能性は高い。一方のエクアドルは強敵フランス相手に勝利できるか!? (C) Getty Images

グループE
エクアドルフランス
17:00(日本時間26日5:00)キックオフ
マラカナン(リオデジャネイロ)
 
【エクアドルの視点】
 
 現在2位のエクアドルが決勝トーナメント進出を果たすには、わずか得失点差2の違いしかない3位スイス(ホンジュラスと対戦)を上回る結果を、強敵フランスから挙げる必要がある。
 
 そこで鍵を握るのは、ここまでチームの全3得点を記録しているエネル・バレンシアだ。また、正確な左足キックを持ち、攻撃面での貢献が高い左SBのワルテル・アジョビもキーマンのひとりだが、相手を意識するあまり守備に没頭するようなことになれば、チームは苦戦を強いられるかもしれない。
 
 カウンター主体のチームだけに、シーズンの不調を引きずるサイドアタッカーのアントニオ・バレンシアが本来のパフォーマンスを取り戻せるかどうかは重要なポイントになる。
 
 ボランチには、ホンジュラス戦で先発したオスワルド・ミンダではなく、スイス戦にフル出場したカルロス・グルエソが復帰するだろう。
 
[得点者]3点:E・バレンシア
[警 告]1回:パレデス、A・バレンシア、E・バレンシア、モンテーロ
 
【フランスの視点】
 
 エクアドルに6点差以上をつけられて負けない限り、勝ち抜けが決まる状況であり、すでに決勝トーナメント進出は決まったも同然だ。
 
 ディディエ・デシャン監督は「勝ちにいく」と強調するが、この先の戦いを見据え、ここまで出場機会に恵まれていない選手をスタメンに数人起用してくると予想される。自身がキャプテンとして出場し、今回と同じく連勝スタートを切った1998フランス年大会で、恩師エメ・ジャッケがしたように、だ。
 
 サスペンションのキャバイエに代わるアンカーには、新鋭モルガン・シュネデルランの抜擢が濃厚。DFラインは、膝に爆弾を抱えるCBのラファエル・ヴァランヌを温存して、ロラン・コシエルニーをママドゥ・サコと組ませるようで、右サイドにはバカリ・サーニャ、左サイドにはリュカ・ディーニュが入りそうだ。
 
 崩しの中心となるウイングでは、初戦で不満の残る内容だった若いアントワン・グリーズマンに再度チャンスを与える模様。このレフティーを左サイドに置き、右サイドにはスイス戦の終盤にインサイドハーフからこのポジションに回ったムサ・シッソコが起用されるかもしれない。
 
[得点者]3点:ベンゼマ 1点:ジルー、マテュイディ、ヴァルビュエナ、シッソコ
[警 告]2回:キャバイエ 1回:エブラ、ポグバ
 
◆対戦成績&試合結果
 
エクアドル
1敗
フランス
 
2008年5月27日 フランス 2-0 エクアドル
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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