【W杯 大会14日目プレビュー】ナイジェリア対アルゼンチン戦

2014年06月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

上位対決の最大の注目は「どちらが1位で通過するか?」。

1998年フランス大会以来のグループリーグ突破を、“スーパーイーグルス”は決められるか!? (C) Getty Images

グループF
ナイジェリアアルゼンチン
13:00(日本時間26日1:00)キックオフ
ベイラ=リオ(ポルトアレグレ)
 
【ナイジェリアの視点】
 
 ボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、最終ラインの裏を狙われるシーンが目立っただけに、スピーディーなアルゼンチンの前線に、ジョセフ・ヨボ&ケネス・オメルオの両CB、ジョン・オビ・ミケル&オジェニ・オナジのダブルボランチがどう対応するか。
 
 また、右SBのエフェ・アンブローズはともかく、左SBのジュウォン・オシャニワは守備力は決して高くなく、対峙するであろうリオネル・メッシ(温存しなければ)に対し、どう策を講じるかも勝敗を左右しそうだ。
 
 2試合で1得点と、個人技(とくにスピード)に頼った攻撃はここまで威力を発揮していない。ボスニア戦で先発して決勝点を挙げた、ベテランのピーター・オデムウィンギーには、この試合でも要注目だ。
 
 引き分けでもグループリーグ突破が可能なナイジェリアだが、スティーブン・ケシ監督は「勝ちにいく」と語っており、強気な采配を見せるかもしれない。
 
[得点者]1点:オデムウィンギー
[警 告]1回:ミケル
 
【アルゼンチンの視点】
 
 すでにグループリーグ突破を決めており、アレハンドロ・サベーラ監督はおそらく主力選手の何人かは温存させることになるだろう。
 
 とはいえ、負ければナイジェリアに首位を奪われ、決勝トーナメントではフランス、ドイツ(おそらく)、南米勢と対戦する厳しい山に組み込まれてしまうため、リオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、ゴンサロ・イグアイン、アンヘル・ディ・マリアの「ファンタスティック4」をまるごと休ませるようなことはないだろう。
 
 左SBのマルコス・ロホは1回警告を受けているため、決勝トーナメントを見据えてナイジェリア戦は欠場すると思われる。その場合、代わりにホセ・マリア・バサンタの出場が濃厚だ。
 
[得点者]2点:メッシ
[警 告]1回:ロホ
 
◆対戦成績&試合結果
 
ナイジェリア
1勝1分け4敗
アルゼンチン
 
2011年9月6日 アルゼンチン 3-1 ナイジェリア
2011年6月1日 ナイジェリア 4-1 アルゼンチン
2010年6月12日 アルゼンチン 1-0 ナイジェリア
2002年6月2日 アルゼンチン 1-0 ナイジェリア
1995年1月10日 ナイジェリア 0-0 アルゼンチン
※直近の5試合のみ記載
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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