W杯 日本 対 コロンビア|週刊サッカーダイジェストの寸評・採点

2014年06月25日 週刊サッカーダイジェスト編集部

裏に抜けて脅威を与え、ジャンピングボレーなど果敢な姿勢が光った大久保だが…。

ゴールへの意欲、勝利への執念は両チーム最多5本のシュートに表われていた。だが、香川は10番としての重責を全うできず。 (C) SOCCER DIGEST

【週刊サッカーダイジェスト代表番による寸評・採点】
取材:原山裕平・大木勇(週刊サッカーダイジェスト編集部)
 
日本 1-4 コロンビア|マッチレポート
ゲームPHOTOギャラリー
 
【日本代表】
[GK]
1 川島永嗣 4.5 
枠内シュート9本を浴びて、4失点。3失点目は反応するも、わずかに手が届かず。好セーブを見せる場面もこの日は皆無だった。
 
[DF]
2 内田篤人 5.5 
カウンターでボールを素早く前線に運び、同点弾の起点に。1対1で身体を張り、大胆な攻め上がりで好機も演出したが、得点には至らず。
 
5 長友佑都  
鋭いカットインからシュートを放つも精度を欠く。崩しの局面でも、コンビネーションで崩し切る場面は少なく、不完全燃焼に終わった。
 
15 今野泰幸 4.5 
A・ラモスを倒して痛恨のPK献上。その後もしばらくミスを連発した。徐々に落ち着きを取り戻したが、安定とは程遠いプレーぶりだった。
 
22 吉田麻也  
前半は中盤との適度な距離間を保つも、後半は最終ラインを統率しきれず。相手のカウンターに苦しみ、ドリブルで簡単に翻弄された。
 
[MF]
14 青山敏弘  
縦パスで最終ラインの裏を狙う意識は強かったが、呼吸がいまひとつ合わず。55分にJ・ロドリゲスの突破を止められず、失点を喫した。
 
17 長谷部誠  
前半は裏のスペースを狙い、強烈なミドルで相手ゴールを脅かす。しかし徐々にスタミナを削られて、終盤はボールを追うだけで精一杯。
 
[FW]
4 本田圭佑 5.5 
FKを何度も壁に当てるなど、キック精度は物足りず。身体を張って相手を引き付け、アシストをマークしたが、失点を招く痛いミスも。
 
9 岡崎慎司 5.5 
先制点につながる不用意なミスを犯したが、その後のゴールで挽回。後半は徐々に動きが鈍くなったものの、守備でも献身性を示した。
 
10 香川真司  
両チーム最多となる5本のシュートを放ったが、肝心の精度が伴わなかった。期待された10番としての重責を全うできず、無念の途中交代。
 
13 大久保嘉人  
裏に抜けて脅威を与え、ジャンピングボレーも放つなど果敢な姿勢は光った。ただ、いずれも枠を捉えきれず。64分のチャンスは決めたかった。
 
[交代出場]
16 山口螢 5.5 
セカンドボールの回収に勤しむも、間延びした陣形にあっては、球際での強さを十分に発揮できず。攻撃面では影響力を示せなかった。
 
11 柿谷曜一朗  
終了間際に強引なドリブル突破でチャンスを作り出した。ただ、それが唯一の見せ場。最後まで呼吸が合わず、得意の裏抜けは不発に。
 
8 清武弘嗣 - 
終了間際に投入されるも、短い時間のなかでは流れを変えられず。何度か仕掛ける場面があったとはいえ、脅威を与えたとは言えない。
 
[監督]
アルベルト・ザッケローニ 4.5 
大久保を1トップ、青山をボランチで起用するも奏功せず。結局、流れが悪くなった後半に有効な策を講じられず、終戦の時を迎えた。

【写真で振り返る】ギリシャ戦
【写真で振り返る】コートジボワール戦
  
【コロンビア代表】
[GK]
1 オスピナ 6.5 
[DF]
4 S・アリアス  
7 アルメロ  
16 バランタ 6.5 
23 バルデス  
[MF]
13 グアリン  
15 メヒア  
20 キンテーロ 5.5 
[FW]
11 クアドラード  
19 A・ラモス  
21 J・マルティネス  MOM
[交代出場]
5 カルボネロ  
10 J・ロドリゲス  
22 モンドラゴン - 
[監督]
ホセ・ペケルマン 6.5 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事