4年前の逆転負けも糧に… 岡崎慎司、セネガル戦へ「経験を伝えたい」【ロシアW杯】

2018年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブンデスでもプレミアでもセネガル主軸と幾度も対戦

自らの経験を活かしていきたいと語った岡崎。セネガル戦でもそのエネルギッシュなプレーが見られるか。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 日本代表は6月22日、セネガルとのグループリーグ第2戦に向けて、ロシア・カザンでトレーニングを行なった。第1戦では、負傷が伝えられていた右足の不安を感じさせないプレーを見せた岡崎慎司が、練習後の囲み取材に応じた。
 
 途中出場したコロンビア戦を振り返って、「もともといろんなところを痛めながらやってきたので、出た時にはそういうことを忘れてやろうと思っていた」と話した岡崎は、「先発でも途中出場でも、自分がやるべきことは整理できていましたね」と、怪我の影響がまったくないわけではなかったものの、自らの経験も踏まえて試合に臨んでいたことを明かした。
 
 さらにセネガル戦に水を向けると、コロンビア戦とはまったく異なる戦い方になると感じているようだ。
「コロンビア戦では、自分たちが数的優位の中でやれて、とくに後半は相手が疲れてきたなかでやれたけど、次の試合は待ち構えながらプレッシャーを掛けてきたり、むしろ2トップが前から頑張ってプレッシャーを掛けてきたりする。やはり個人能力が高いので、それを相手が狙いを持ってやってくるとなると、難しい試合になるのは間違いないと思う」
 
 岡崎自身、セネガルの主軸とは幾度も対戦経験がある。最終ラインの要であるサリフ・サネ(ハノーファー)はブンデスリーガ時代に何度も渡り合い、ポーランド戦で先制のオウンゴールを誘発したタイドリッサ・ゲイエ(エバートン)もプレミアリーグで対戦経験がある。
「(自分が)マインツの時はサネの裏をとったという経験もしている。ゲイエはセカンドボールを回収してくる選手でなかなかスペースがない状況もあると思う。自分が出た時には、そうしたところで助けになればいい」と、やはり自らの経験値を活かしていきたい考えだ。

「ワールドカップを戦ううえで、アフリカ勢に対してどういう戦い方をできるかというのは、すごく重要な意味を持ってくると思う」と語る岡崎。4年前にはコートジボワールに逆転負けを喫した苦い経験があるだけに、「そういう反省も踏まえて、自分たちの経験も伝えて、いろんなものを結集させていい準備をして臨みたい」と、グループリーグ突破の可能性もある大一番へ向けての決意を語った。
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