「長谷部と柴崎を連携させることでプラスアルファを」
フランスの権威ある大手紙は殊勲弾を挙げた大迫のパフォーマンスを「巨大」と評した。(C)Getty Images
「カチマシター! ニホン、カチマシター! カッター!」
コロンビア対日本戦を中継していたフランス・ラジオ局『RMC』のフランス人ジャーナリストは、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、こう叫んだ。完璧な日本語だった。
これにフランス人聴衆はポカーン。スタジオの相棒ジャーナリストも意味が分からず、思わず「ケスクセ?(なにそれ?)」。次いで説明を聞いて「ブラボー!」と爆笑した。万が一の日本勝利に備えていた同僚への賛辞だった。
強豪コロンビアを相手にした快勝劇は、フランスでも驚きをもって受け止められている。大喜びしたのは少数の日本びいきと、オッズの高い日本に賭けて賞金を当てた人びと。一般的な反応は、冷静かつ客観的なものだ。
コロンビア対日本戦を中継していたフランス・ラジオ局『RMC』のフランス人ジャーナリストは、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、こう叫んだ。完璧な日本語だった。
これにフランス人聴衆はポカーン。スタジオの相棒ジャーナリストも意味が分からず、思わず「ケスクセ?(なにそれ?)」。次いで説明を聞いて「ブラボー!」と爆笑した。万が一の日本勝利に備えていた同僚への賛辞だった。
強豪コロンビアを相手にした快勝劇は、フランスでも驚きをもって受け止められている。大喜びしたのは少数の日本びいきと、オッズの高い日本に賭けて賞金を当てた人びと。一般的な反応は、冷静かつ客観的なものだ。
このうち権威ある全国スポーツ紙『L’Equipe』はコロンビアのつまずきを大々的に取り上げ、「4回の敗北を経て、サムライブルーがついにワールドカップで南米チームを打破」のサブタイトルがついた記事を掲げた。
その記事はなによりまず、4月のヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任劇を振り返り、そのうえで西野朗新監督が「いくつかの独自の変化をもたらしつつ、前任者の仕事に依拠することに成功した」と説明。「彼はフランス人兼ボスニア人が敷いた4-2-3-1システムを維持。だが中盤センターで主将のマコト・ハセベ(長谷部誠)にガク・シバサキ(柴崎岳)を連携させることで、技巧的かつ攻撃的なプラスアルファをもたらした」と分析している。
2得点に絡んだ大迫勇也については、「センターフォワードであるユウヤ・オオサコの巨大なパフォーマンスのおかげで」勝利を掴めたと高く評価し、採点も異例の「8」をつけた。また香川真司についても「しばしば光り輝くプレーを見せ、タカシ・イヌイ(乾貴士)とオオサコがしっかり決めていれば、(PKでのゴールに)2アシストのおまけも付いていた」とまとめた。
そのうえで、「もし決定力の高いシンジ・オカザキ(岡崎慎司)がここに調子を合わせるようなら、日本は今大会で美しい運命を期待できるかもしれない」と結んだ。
その記事はなによりまず、4月のヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任劇を振り返り、そのうえで西野朗新監督が「いくつかの独自の変化をもたらしつつ、前任者の仕事に依拠することに成功した」と説明。「彼はフランス人兼ボスニア人が敷いた4-2-3-1システムを維持。だが中盤センターで主将のマコト・ハセベ(長谷部誠)にガク・シバサキ(柴崎岳)を連携させることで、技巧的かつ攻撃的なプラスアルファをもたらした」と分析している。
2得点に絡んだ大迫勇也については、「センターフォワードであるユウヤ・オオサコの巨大なパフォーマンスのおかげで」勝利を掴めたと高く評価し、採点も異例の「8」をつけた。また香川真司についても「しばしば光り輝くプレーを見せ、タカシ・イヌイ(乾貴士)とオオサコがしっかり決めていれば、(PKでのゴールに)2アシストのおまけも付いていた」とまとめた。
そのうえで、「もし決定力の高いシンジ・オカザキ(岡崎慎司)がここに調子を合わせるようなら、日本は今大会で美しい運命を期待できるかもしれない」と結んだ。