【W杯展望|フランス×ペルー】中盤のマッチアップで優位に立てればペルーのアップセットも!?

2018年06月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

先発出場が予想されるゲレーロとジルーのベテランCFにも期待。

ロシア・ワールドカップ グループC・第2戦
フランス―ペルー
6月21日(木)20:00(日本時間24:00)キックオフ/エカテリンブルク・アレーナ(エカテリンブルク)


 オーストラリアとの初戦を制したフランスに、敗れたとはいえデンマーク相手に高いテクニックと連動性を見せつけたペルーが挑む一戦だ。
 
 大会屈指の好タレントが揃うフランスは、苦戦しながらもポグバが全得点に絡む活躍を見せて2-1の勝利を挙げたオーストラリア戦の4-3-3から、オリビエ・ジルーとアントワーヌ・グリエーズマンの2トップを配した4-4-2へとシステムを変える可能性がありそうだ。ジルーが基準点となり、そこに周囲のアタッカーやMFが絡んでいくオーストラリア戦の70分以降のサッカーが、より機能していたからだ。
 一方のペルーは、クリスティアン・エリクセンに一瞬のスキを突かれてカウンターから失点し、勝点を取り逃したとはいえ、格上のデンマークを攻撃で押し込むなど、アグレッシブなサッカーが通用しなかったわけではないだけに、フランス相手にも引いて守ることはないだろう。
 
 注目は、エヌゴロ・カンテとクリスティアン・クエバ、ブレーズ・マテュイディとアンドレ・カリージョのマッチアップだ。ペルーの崩しの切り札であるふたりのアタッカーが、フランスが誇る世界屈指の両ボールハンターとの駆け引きと競り合いを制して、スタメン復帰が予想されるCFパオロ・ゲレーロにいい形でチャンスボールを供給できれば、アップセットも決して不可能ではないだろう。
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