W杯開幕戦でホスト国に大敗したサウジ指揮官に贈るマンUの伝説的名将の金言

2018年06月21日 遠藤孝輔

バスビーの金言に従い、ピッツィ監督はチームを立て直せるか。

W杯開催国ロシアとのオープニングマッチで0-5と大敗。2戦目の会場へ向かう際に、チーム飛行機がエンジントラブルに陥るなど踏んだり蹴ったりだ。(C)Getty Images

≪注目のコメント≫
「この恥を忘れてしまいたい」
 発言者:ファン・アントニオ・ピッツィ(サウジアラビア代表監督)
 
 下馬評の低かったホストカントリーに0-5の大敗。前日会見で「我々が主役になる」と勇んでいたサウジ指揮官にとって、W杯開幕戦は厳しい現実を突きつけられる結果となった。2~3戦目の相手はロシアより格上と目されるウルグアイとエジプトだ。恥の上塗りとならなければいいが……。
 
≪ピッツィに捧げる"金言"≫
「勝利がすべてではない。
負けても絶望するな」
発言者: マット・バスビー(元マンチェスター・U監督など)
 
 マンUの伝説的な名将が残したこの言葉に隠されているのは、「全力を尽くしたのなら、恥ずべきことは何もない」というメッセージだろう。失意に暮れるピッツィ監督にはもう一度気持ちを奮い立たせ、チームを牽引する義務がある。どう立て直しを図るか。スペイン人監督の真価が問われる。


文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.7.5号より加筆・修正
 
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