[ロシアW杯グループH] 日本２－１コロンビア／６月19日／モルドビア・アレーナ（サランスク）
 
　日本代表は６月19日、ロシア・ワールドカップの初戦でコロンビアを２－１で下した。大きく流れを引き寄せる先制点を決めたのが、10番の香川真司だ。
 
「コロンビアは良いチームだったので、みんな一人ひとりが球際で戦い、走り負けないことを徹底した。１点決めてからは守備への意識が強すぎた部分がありましたけど、90分を通して戦え続けたし、その結果がやっぱり２点目につながったと思うので、本当に良かった」
 
　そう勝因を語る香川が、ひと際輝きを放ったのはキックオフからわずか６分。相手のハンドにより獲得したPKの場面だ。ペナルティスポットにボールを置いた香川は、冷静だったという。
 
「うまくキーパーのタイミングを外すことだけを意識して、練習でやっていた形が出せたので良かった」
 
　GKの動きを巧みに外して沈着に沈めたゴールシーンを、そう振り返った香川は、「ホッとしています、まずは」と安堵の笑顔を見せた。
 
　とはいえ、まだ初戦に勝利したばかりとすぐに表情を引き締める。
 
「とりあえず１試合を終えただけで、まだ何も成し遂げていない。しっかりと明日から良いリカバリーをして、次の試合にまた備えていきたいなと思います」
 
　この勢いで日本をグループリーグ突破に導けるか。次のセネガル戦でも、この10番のゴールに期待したい。

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