歴史的勝利の裏側であり得ない愚行!
メキシコ戦では1失点は喫したものの、ブランクを感じさせない出色の出来を披露したノイアー。だがこの間も、耳を疑う差別チャントが彼に浴びせられていたのだ。(C)Getty Images
世界中のサッカーファンを熱狂させたのが、メキシコ代表の快勝劇だ。日曜日に行なわれたロシア・ワールドカップのグループF第1節で大国ドイツを1-0で撃破し、スタジアムに詰めかけた大勢のサポーターとともに歓喜を爆発させた。
ドイツ相手にワールドカップで初めて勝利した歴史的瞬間。だが、FIFA(国際サッカー連盟)が翌日に明かしたのは、きわめて残念な報告だった。ゴール裏に陣取った心無いメキシコ・サポーターが、試合開始直後からドイツ代表のGKマヌエル・ノイアーに罵声を浴びせ続けていたというのだ。しかもそのチャントは差別的要素が濃く、とりわけ同性愛者を侮蔑するものだったという。FIFAはすでにメキシコ・サッカー協会への調査をスタートさせている。
1年前のコンフェデレーションズ・カップにおいても、ロシアやメキシコの応援団から差別的な言葉が投げかけられ、FIFAは注意勧告をしていた。今大会からはスタンド内にそうした言動を監視するスタッフを常駐させており、その新システムが効力を発揮したのだという。
世界最高峰の舞台でも繰り返された、許されない愚行。早急な真相の解明が望まれる。
ドイツ相手にワールドカップで初めて勝利した歴史的瞬間。だが、FIFA(国際サッカー連盟)が翌日に明かしたのは、きわめて残念な報告だった。ゴール裏に陣取った心無いメキシコ・サポーターが、試合開始直後からドイツ代表のGKマヌエル・ノイアーに罵声を浴びせ続けていたというのだ。しかもそのチャントは差別的要素が濃く、とりわけ同性愛者を侮蔑するものだったという。FIFAはすでにメキシコ・サッカー協会への調査をスタートさせている。
1年前のコンフェデレーションズ・カップにおいても、ロシアやメキシコの応援団から差別的な言葉が投げかけられ、FIFAは注意勧告をしていた。今大会からはスタンド内にそうした言動を監視するスタッフを常駐させており、その新システムが効力を発揮したのだという。
世界最高峰の舞台でも繰り返された、許されない愚行。早急な真相の解明が望まれる。