C・ロナウドの“枠内3発”が全得点に
圧巻ハットを達成して母国を窮地から救ったC・ロナウド(中央)。だが凄いのはその得点力だけではなかった。(C)Getty Images
壮絶な撃ち合いで3-3の痛み分けに終わったポルトガルvsスペインの一戦。一夜明けてもこのビッグバウトの興奮は覚めやらず、早くもワールドカップ史上最高のゲームのひとつと謳われている。
FIFA(国際サッカー連盟)が集計したゲームスタッツを眺めてみると、強国対決がいかにハイレベルな攻防戦であったかが裏付けられる。
まずは両チームのパス成功率だ。ポルトガルがチーム全体で87%という高アベレージを叩き出した一方で、スペインはそれを大きく上回る93%をマークした。個人で見るとポルトガルのクリスチアーノ・ロナウドは34本中34本のパスを通して100%を達成! 3得点を奪っただけでなく、パスワークにおいても格の違いを見せつけていた。スペインはセルヒオ・ラモスとアンドレス・イニエスタが97%でトップ。イニエスタは70分間の出場ながら64本のパスを繰り出して62本が成功と、こちらも驚愕の成功率だ。いずれにせよ、精度の高いパスが飛び交っていたのがよく分かる。
FIFA(国際サッカー連盟)が集計したゲームスタッツを眺めてみると、強国対決がいかにハイレベルな攻防戦であったかが裏付けられる。
まずは両チームのパス成功率だ。ポルトガルがチーム全体で87%という高アベレージを叩き出した一方で、スペインはそれを大きく上回る93%をマークした。個人で見るとポルトガルのクリスチアーノ・ロナウドは34本中34本のパスを通して100%を達成! 3得点を奪っただけでなく、パスワークにおいても格の違いを見せつけていた。スペインはセルヒオ・ラモスとアンドレス・イニエスタが97%でトップ。イニエスタは70分間の出場ながら64本のパスを繰り出して62本が成功と、こちらも驚愕の成功率だ。いずれにせよ、精度の高いパスが飛び交っていたのがよく分かる。
トップスピードの1位はC・ロナウドで時速33.98kmと凄まじい。2番手はスペインのジェラール・ピケが時速32.62kmと俊足ぶりを発揮している。走行距離はスペインのコケが11.757kmで最高値を記録し、僚友イスコが10.850kmで続き、ポルトガルのウィリアム・カルバリョが10.516km、ジョアン・モウチーニョが10.154kmを走破した。1選手当たりの平均値で見ると、ポルトガルは走行距離が9.848kmで、スプリント回数が27回。かたやスペインは10.030km、30回。ピッチに立った選手たちは、超が付くほどのハイインテンシティーの下で大一番を戦っていたのだ。
ポゼッションはポルトガル38%に対してスペインが62%。意外と大差が付いた。同じくシュート数は8本対12本、枠内シュート数が3本対5本とこちらも劣勢ながら、ポルトガルはC・ロナウドの"枠内3発"を全得点につなげてみせたのだ。
ポゼッションはポルトガル38%に対してスペインが62%。意外と大差が付いた。同じくシュート数は8本対12本、枠内シュート数が3本対5本とこちらも劣勢ながら、ポルトガルはC・ロナウドの"枠内3発"を全得点につなげてみせたのだ。