「思い知らされた」。山口蛍が“サウジ惨敗”に思うこと

2018年06月16日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「アジアであれだけやれても」

コロンビア戦に向けて練習に励む山口。サウジ戦の感想は? 写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 ロシア・ワールドカップの開幕戦でサウジアラビアがホスト国のロシアに0-5と惨敗を喫した。12分、ロシアのガジンスキーにヘッドで決められて先制されると、43分にはチェリシェフに決められて0-2。後半はさらに3点を失い、悪夢の完封負けを喫したのだ。
 
 ワールドカップのアジア最終予選では日本を苦しめたサウジアラビアも、本大会ではまるで歯が立たない。この敗戦を、日本代表の面々はどう受け止めているのか。4年前のワールドカップで初戦黒星を経験している山口蛍が開幕戦のサウジアラビアのパフォーマンスで感じたのは「緩さ」だった。
 
「(サウジアラビアが)アジアであれだけやれても、結局……。試合を観て緩い部分というか、そういうのもたくさんあったし、それがああいう結果につながってしまったのかなと思う」
 
 やはり、ワールドカップは違う。山口は改めて「アジア勢はこんなものなんだっていうのを思い知られた」と言う。しかし、彼は「というか」と言葉を継ぐ。
 
「一層気を引き締めないといけないと思いました」
 
 アジア勢の意地を見せつけるためにも、4年前に敗れたコロンビアから勝点を奪い取るためにも、山口は今一度、気合いを入れ直す。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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