【W杯展望】ポルトガル×スペイン|激震に揺れた無敵艦隊に、いきなり試練のビッグバウト

2018年06月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ロペテギ電撃解任の影響が懸念される。

故障者/ポルトガル=なし スペイン=カルバハル(DF)
出場停止/ポルトガル=なし スペイン=なし

ロシア・ワールドカップ グループB・第1節
ポルトガル-スペイン
6月15日(金)21:00(日本時間27:00)キックオフ/フィシュト(ソチ)


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 グループBの初戦でいきなりぶつかり合うポルトガル対スペインの「イベリア半島対決」は今大会屈指の好カードだが、ジュレン・ロペテギ監督を試合の2日前に電撃解任したスペインはその影響が大いに懸念される。
 
 後任監督に指名された代表OBのフェルナンド・イエロは、指揮官としての実績が皆無に等しく、チームをどこまで掌握できるのか不安が尽きない。セルヒオ・ラモスやアンドレス・イニエスタといった百戦錬磨のベテランが中心で、ポゼッションサッカーという確固たるスタイルがあるとはいえ、監督交代の動揺は多少なりともあるはずだ。
 
 対するポルトガルは、目立った怪我人もなく、ほぼ順調に調整を進めてきた。大エースでありキャプテンのクリスチアーノ・ロナウドの求心力は相変わらず偉大で、2年前のEURO2016を制したその自信も大きな力となって、どんな相手に対しても狙った戦い方を落ち着いて遂行できるしたたかさを身につけてもいる。
 
 スペインにボールを支配され、ポゼッションによって押し込まれても、集中と忍耐を切らさずロナウドの"一発"に賭ける粘り強さを、この試合でも発揮するだろう。
 
 過去の対戦成績は、16勝13分け6敗とスペインが大きく勝ち越している。W杯では2010年南アフリカ大会のラウンド・オブ16で対戦して以来の顔合わせで、その時もスペインが1-0で勝ち、そのまま頂点へと駆け上がっていったが、はたして今回はどうなるか――。
 
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