「今後は未定」と語るジダン、母国のW杯優勝に期待「フランスにはポテンシャルがある」

2018年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もちろんフランスに優勝してほしい」

夫人とテニスの全仏オープンを観戦するジダン。今後については「まだなにも決まっていない」ようだ。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)で前人未到の3連覇を成し遂げながら、ジネディーヌ・ジダンはレアル・マドリーの監督を退任するという電撃発表で世界を驚かせた。

 あれから約2週間、母国フランスでテニスの全仏オープン決勝を観戦するなど、リラックスした日々を過ごしているジダンは、これからをどう考えているのだろうか。

 スペイン紙『Marca』によると、ジダンは報道陣に「いまは休んでいるところだ。なにをするかは決めていない」と、今後については未定と述べたという。

「もっとも重要なのは、私が下した決断であり、これからどうなるかは様子をみよう」
 
 またジダンは、ロシア・ワールドカップ(W杯)で優勝候補の一角に挙げられているフランス代表について、「このチームには真のポテンシャルがある」とコメント。後輩たちの躍進を願った。

「できるだけ勝ち進むことを願っている。もちろん、優勝してほしいと思っているよ」

 優勝のカギを握るひとりが、19歳という若さながら大きな期待を寄せられているキリアン・エムバペだ。ジダンは「年齢を考えれば素晴らしい」と、自身に憧れていたという後輩に賛辞を寄せている。

「彼には彼ができることをやらせてあげなければいけない。彼は常に正しい選択をするからね」

 英雄ジダンからエールを送られたフランスは、地元開催でトロフィーを掲げた1998年以来、20年ぶり2回目の優勝を果たせるか。そしてその時まだ生まれてもいなかったエムバペは、W杯という大舞台でさらなる飛躍を遂げられるだろうか。
 
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