【日本代表】結果か、トライか。西野監督がパラグアイ戦でより求めるものは?

2018年06月11日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

この世界、代表チームはまずどんなゲームでも

パラグアイ戦の前日会見を行なった西野監督。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 2018年6月11日、オーストリアのインスブルックにあるチボリ・シュタディオンでパラグアイ戦(12日の現地時間15:05/日本時間22:05キックオフ)の前日会見が行なわれた。同8日のスイス戦で0-2の敗戦を喫した日本代表の西野朗監督は、ワールドカップ本大会前の最後のテストマッチに向けて次のように意気込みを語った。
 
「ロシアへ入る最後のテストマッチになります。ガーナ戦、スイス戦でトライできたこと、さらに最後の試合、また可能性を求めるテストマッチにしたい。予め伝えているとおり、これまで起用の少なかった選手を明日テストしたい。決してスタートメンバーを固定して考えているわけではない。この3試合でシステムをトライし、キャスティングに関してもトライしながら明日のゲームも入っていきたい。新しい可能性も求めていきたい」
 
 そのうえで、「勝利へのこだわりは?」との質問については次のように答えた。
 
「もちろん、この世界、代表チームはまずどんなゲームでも勝利が大前提のうえでトライしてのものなので、毎試合求めています。本大会前のこの3試合で選手もやはりできるだけトライして、テストしたいというなかで6人の交代を考えたり、プランを立てていますけど、我々がリードしていることを前提で交代したいというのがあります」
 
「では、点を取ったあとどう展開するかは、まず追加点をどう奪うかになる。そこで選手を入れるとまた違う状況になるので、勝負とテストのバランスは難しい。ただ、勝つことによってチームは変わると思います。明日も追求して勝負にこだわりたいと思います」
 
 昨年12月のEー1選手権決勝から5戦未勝利で臨むパラグアイ戦で、西野ジャパンは意地を見せられるだろうか。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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