「フランスかプレミア、ひょっとしたらセリエA」 C・ロナウド、マドリー退団で新天地は欧州のクラブに

2018年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

中東や中国、そして日本は候補から除外。

バルサと対戦する可能性があるという理由で欧州のクラブを避けたイニエスタとは対照的に、C・ロナウドは欧州のクラブにこだわるようだ。(C)Getty Images

 レアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドは、チャンピオンズ・リーグで3連覇を果たした直後に退団を仄めかす発言をし、去就が取りざたされている。

 マドリー幹部とC・ロナウドの代理人であるジョルジュ・メンデス氏は、6月5日に再度交渉に臨んだものの、お互いが提示する条件は最後まで合致しなかった。そのためスペインのメディアは、両者の関係が「終わりに近づいている」と一斉に報じている。

 では、もしマドリー退団が現実になったとして、C・ロナウドの新天地はどこになるのだろうか。10億ユーロ(約1300億円)と巨額の契約解除金を支払い、選手本人にも高額サラリーを用意できる財力を持ったクラブは限られている。
 

 資金力といえば、真っ先に浮かぶのは中国や中東だ。だが、『ESPN』は6月8日、選手に近い情報筋の話として、C・ロナウドには欧州から出る考えがないと報道。そのうえで「MLS、中東、中国、日本に行く可能性をはっきりと除外した」と伝えた。

 その情報筋によると、新天地候補として可能性があるのは「フランスのリーグ・アンかプレミアリーグ、ひょっとしたらセリエA」だという。バイエルンがいるブンデスリーガは現時点で除外されているようだ。リーグ・アンはパリ・サンジェルマン、プレミアリーグはマンチェスター・ユナイテッドの関心が噂されている。

 サポーターの間でも、この両チームが本命視されているようだ。来季のロナウドの所属先を問うスペイン紙『Marca』のアンケートによると、7万5000人を超えるユーザーのうち、41%がパリSG、21%がユナイテッドと回答。そのほか、中国が17%、MLSが12%、バイエルンが6%、ユベントスが3%という結果になった。

 ただもちろん、C・ロナウドのマドリー退団が正式に決まったわけではない。これまでも移籍を匂わせる発言を繰り返しつつ、両者は最終的に手を握り直してきた。この夏はどのような結末を迎えるのか。世界が彼らに注目している。
 
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