「稚拙で改善なし」「セネガル、ポーランドにも及ばない」日本代表の『弱点』をコロンビア紙が指摘

2018年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スイスに頭を下げた“ニッポン”」

ふたつの失点シーン以外にも、スイスに決定的な場面を幾度も創出された日本守備陣。90分を通して不安定なままだった。 (C) Getty Images

 サムライブルーの完敗劇を、W杯初戦で対戦するコロンビアは余裕を持って見ていた…のかもしれない。

 現地6月8日、日本代表は敵地ルガーノでスイス代表に0-2で敗れた。内容でも終始、相手に主導権を握られ、攻撃においては機能性と連携面に課題を残し、西野ジャパンは文字通りの完敗を喫した。

 試合後、西野朗監督は、「最後はガーナ戦と同じように決定力が」と反省を口にしつつ、「攻守の切り替えは非常に良かったと思う」と前を向いたが、W杯初戦の相手となるコロンビアのメディアは、そんな日本を容赦なく酷評した。
 
 なかでも辛辣だったのは、コロンビア紙『El Tiempo』だ。「スイスに頭を下げた"ニッポン"は、ワールドカップを前にした準備段階で早くも躓き、酷い危機に直面している」と銘打ったレポートにおいて、次のように綴っている。

「我々コロンビアの初戦の相手である日本は、ルガーノでスイスに完全に試合を支配され、直近5試合で4度目の敗戦を喫した。彼らはロシアに飛び立つ前にパラグアイとの最後の強化試合を残しており、そこでメンタルを立て直すことはできるかもしれない」
 
 同紙はさらにこの試合で日本の弱点も見抜き、それについても厳しく言及している。

「日本はデフェンス面での問題を抱えており、スイス戦でもそれを隠しきることはできなかった。攻撃面では一応の改善点は見られたが、守備はいまだに稚拙で、改善の兆しはない。今のままではコロンビア、セネガル、ポーランドのいずれにも及ばないだろう」

 すでにW杯前に予定されている全ての強化試合を終えているコロンビア。日本との運命の一戦は、6月19日に開戦の火蓋が切って落とされる。
 
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