「厳しい現実に直面!」「期待を裏切り続けている」英各紙がスイス戦完敗の日本代表を辛辣批評!

2018年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨年10月のハイチ戦から7戦未勝利の日本。

トップ下で先発するも不発に終わった本田をはじめ、スイス戦では頼みの綱とされる主力陣が軒並み精彩を欠いた。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 西野ジャパンはまたしても結果を得られなかった。現地6月8日、日本代表は敵地ルガーノでスイス代表と対戦。攻守両面で機能性を欠き、0-2の完封負けを喫した。

 仮想コロンビアと位置づけて臨んだ一戦だったが、日本は序盤からスイスのアグレッシブな守備と長短織り交ぜたパスワークに翻弄され、42分に吉田麻也がブレール・エムボロを倒してPKを献上。これをリカルド・ロドリゲスに決められて先制を許す。

 0-1で迎えた後半も、日本のパフォーマンスは終始低調なまま。状況を打破すべく、柴崎岳や乾貴士、香川真司と矢継ぎ早に攻撃的なカードを切るが、閉塞感は改善されなかった。そして82分、速攻からハリス・セフェロビッチにダメ押し点を奪われて趨勢が定まった。

 
 昨年10月のハイチ戦から続く7戦未勝利。ワールドカップ本大会を前にした日本の危機的状況を英国メディアも厳しく評している。

 英紙『Mirror』はスイス戦のマッチレポートを掲載し、「日本を出し抜いたスイスはブラジルと同じ過酷なグループを勝ち上がるための自信をつけた」と伝え、一方の日本に対しては「ここ7試合で勝ちがなく、さらに直近の4試合で7失点だ。彼らはファンの期待を裏切り続けている」と記した。

 また英紙『Daily Mail』も、西野ジャパンの不甲斐ない敗戦に、「彼らはPKを許してから一気に勢いを失った。ワールドカップを前に5戦4敗と厳しい現実に直面している」と書き綴った。

 いまだ好転する兆しが見えない日本は、10日後に迫ったグループリーグ初戦のコロンビア戦までに浮上のきっかけを掴めるのか。6月12日に行なわれる本大会前最後のテストマッチ、パラグアイ戦では、結果と内容の両方が求められる。

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