【W杯 大会9日目プレビュー 】イタリア対コスタリカ戦

2014年06月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

厳しい環境でイタリアは決勝トーナメントに近付けるか!?

第1戦では安定したプレーでイングランドを下したイタリア。地力ではコスタリカを上回るはずだが、果たして!? (C) Getty Images

グループD
イタリアコスタリカ
13:00(日本時間21日1:00)キックオフ
ペルナンブーコ(レシフェ)
 
【イタリアの視点】
 
 怪我で初戦のイングランド戦は欠場したGKジャンルイジ・ブッフォンとDFマッティア・デ・シリオは、練習には復帰しているものの、このコスタリカ戦で出場するかどうかは、まだ明らかとなっていない。
 
 DFアンドレア・バルザーリとMFダニエレ・デ・ロッシも打撲等で練習を休むことがあったが、いずれも軽傷で済みそうである。
 
 会場であるレシフェでは、昨夏のコンフェデレーションズ・カップで日本と対戦しているが、デ・ロッシは「暑くて死にそうだった」と当時を振り返っており、1戦目に続いて厳しい環境での戦いを余儀なくされる。戦力的にはイタリアのほうが上だろうが、デ・ロッシは「コスタリカはこの気候に慣れている」と警戒。消耗戦が予想される試合では、チェーザレ・プランデッリ監督のベンチワークも大きな鍵を握ることとなる。
 
[得点者]1点:マルキージオ、バロテッリ
[警 告]なし
 
【コスタリカの視点】
 
 対戦相手のイタリアは戦術的柔軟性を備えており、カウンター一辺倒だったウルグアイよりもはるかに戦いづらい相手と言える。
 
 守勢に回る時間帯が多くなるのは確実で、初戦と同様、守備陣が集中を切らさずに相手の攻撃を凌ぎきれるかが鍵を握るだろう。なおフォーメーションは、初戦同様の5-4-1を採用するものと思われる。
 
 チームの生命線であるカウンターで、初戦で1得点・1アシストと好調のCFホエル・キャンベルまでボールをつなげられれば、チャンスを得ることができるだろう。ブライアン・ルイスの右サイドの崩しも重要となる。
 
 もうひとつの重要な得点源が、ウルグアイを再三にわたって苦しめたセットプレーだ。ここでは、クリスティアン・ボラーニョスの確度の高い右足キックに注目したい。
 
[得点者]1点:キャンベル、ドゥアルテ、ウレーニャ
[警 告]なし
 
◆対戦成績&試合結果
 
イタリア
1勝
コスタリカ
 
1994年6月11日 イタリア 1-0 コスタリカ
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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