セネガル代表エースのマドリー行きが目前で破談!? 影響を及ぼしたのはあの電撃的な…

2018年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

“後任”の人選次第で交渉再開とも

いよいよW杯本番に向けて最終調整に入るマネ。マドリーへの移籍は現実のものとなるのか。(C)Getty Images

 2017-18シーズンのリバプールで大車輪の活躍を見せたのが、セネガル代表FWサディオ・マネだ。プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグで合計20得点・8アシストを叩き出し、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノと魅惑の前線トライアングルを形成した。
 
 来るロシア・ワールドカップのグループリーグで、日本代表DF陣の前に立ちはだかる稀代のスピードスター。着実にワールドクラスへの道を駆け上がる男は、レアル・マドリーへの移籍がほぼ成立寸前だったという。伝えたのはフランスの老舗専門誌『France Football』で、「マネはこの夏のマドリーの獲得第1号となるはずだったが、寸前で交渉がストップしてしまった」と綴っている。
 
 一説で7000万ポンド(約105億円)とも言われるメガオファーをリバプールが受け入れ、クラブ間ではすでに合意に達したようだ。しかしサイン目前で飛び込んできたのが、急転直下のニュースだった。マドリーをチャンピオンズ・リーグ3連覇に導いたジネディーヌ・ジダン監督の電撃辞任の一報である。

 
 マネは元フランス代表のレジェンドの下でプレーするのを切望し、マドリー行き最大の理由に挙げていたとされる。にも関わらず意中の指揮官が去ってしまい、態度を硬化させた。交渉の陣頭指揮を執ったのはほかでもない、フロレンティーノ・ペレス会長。クリスチアーノ・ロナウドやガレス・ベイルの退団が現実味を帯びるなか、ハリー・ケイン、ダビド・デ・ヘア、エデン・アザールらとともに、マネは獲得リストの上位に名を連ねてきた。早々にその獲得を発表し、チーム大革新の足掛かりとしたかったところが、思わぬ事態に陥ってしまったのだ。
 
 同誌は「これが交渉の終わりを意味するものではない。マネ側は後任の指揮官が誰になるのかを見極めている」と記し、破談したわけではないと強調。次期監督の有力候補にはマウリシオ・ポチェティーノ(トッテナム・ホットスパー監督)、ヨアヒム・レーブ(ドイツ代表監督)、ユリアン・ナーゲルスマン(ホッフェンハイム)の3人の名が挙がっている。
 
 はたしてセネガルの英雄は活躍の場をマドリードに移すのか。マネを擁する代表チームは金曜日にクロアチアと、週明けに月曜日は韓国と親善試合を戦い、ワールドカップ本番に備える予定だ。
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