【日本代表】香川真司が「年功序列の声」に持論。“あの名手”を例に出して…

2018年06月04日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「実績と経験は強みになる」

ミニゲームでは軽快にゴールも決めた香川。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 平均年齢が28.17歳でワールドカップに挑む日本代表として過去最高と言われる西野ジャパン。サポーターからは「年功序列だ!」「将来性のある若手をもっと呼ぶべきだった」など変わり映えしない面々に批判の声が多く上がるなか、長友佑都が6月1日に自身のツイッターで「年齢で物事判断する人はサッカー知らない人」と持論を展開した。
 
 すると、このツィートにフォロワーが反発。「結果を出してからじゃないと説得力がない」「残念な発言。これ以上失望させないでほしい」と長友のツィッターは炎上した。この一連の騒ぎに対して、6月3日の練習後、香川真司にこんな質問が投げられた。
 
「今回経験のある選手が多いことに対し、ファンから批判的な声もあったりしますが、選手たちはどう受け止めている?」
 
 香川はすかさず次のように答えた。
 
「僕らはまったくそういう話はしていない。僕がそもそもそこまでファンの方の意見を見てないから、一概に言えないですけど、ただ、(ロシア行きの切符は)一人ひとりが勝ち獲ったもの。監督が決めたことでもあるので、そこに十二分の誇りを持つべきで、選ばれたメンバーで戦っていく」
 
 経験豊富な選手がどれだけ重要か。自らの体験談として、香川は4年前のワールドカップを挙げた。日本戦でコートジボワールを逆転勝利に導いたディディエ・ドログバのプレーを今でも覚えているという。
 
「4年前のドログバじゃないですけど、やっぱりそういう選手が試合に入って彼らは生き返ったし、やはり実績のある選手、経験尾ある選手は重要になってくる。年齢は関係ない。若い選手が出てくるならそれでいい。出てくることにこしたことはないんで。とはいえ、実績と経験は強みになる」
 
 結局は結果だろう。香川の持論もワールドカップで結果を出してこそ"正解"になる。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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