自称“炎上隊長”の長友佑都がツイッター発言への批判意見に「全然問題ないですね」

2018年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「結果も出ていないなかで批判があるのは普通」

自身の発言への批判にも寛容な姿勢を見せた長友。批判には結果で応えていくつもりだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は6月3日、オーストリアのインスブルックで直前合宿をスタートした。いよいよロシア・ワールドカップに向けた最終的な詰めの作業が行なわれるが、代表チームに合流以降、心身ともに充実度の高さを見せる長友佑都が練習後に報道陣の取材に応じた。

 5月30日のガーナ戦では新システムの3バックに不安も垣間見えたが、チームはこの日、ミーティングを開催。長友はこれに関して「すごくポジティブなミーティングができた。西野監督も選手たちから出た意見を、うまく自分の戦術に採り入れてやってくれる。みんなが意見を出し合いながら良いミーティングができた」と、その様子を語った。

 ガーナ戦翌日には日本代表メンバーが発表されたものの、その顔ぶれには「年功序列」などと批判的な意見が集中。高齢化したチームに対して期待が持てないという不安の声も多数寄せられた。こうした意見について問われた長友は「それは、人それぞれ。そうした意見は全然問題ないですね。結果も出ていないなかで批判があるのは普通」と、批判的な声にも寛容な態度を見せた。

 さらには、「まあ僕は代表で炎上隊長として(笑)。自分の意見はパッと言って、それでいろんな意見が出るのは普通のことだし、そこに関しては自分の中で全然問題ないですね」とも語った。長友はメンバー発表翌日に自身のツイッターを更新し、「年齢で物事判断する人はサッカー知らない人」と発言。これが物議を醸し、共感する声もなかにはあったが、SNSユーザーからのさらなる批判の声にもつながっていた。

 ただし、長友はそうした世の中の反響にもブレない姿勢を貫く。
「すべては結果というのは分かっていることなので、それを分かったうえでね。SNSというものがあるので、自分の言葉で発信する時は発信するので、それは何も変わらないかなと思います」

 また、長友自身はベテランと呼ばれる年齢に差し掛かったことに対しても、「むしろ自分のことが一番若いと思っていますから」と、ネガティブにはとらえていない。続けて、「僕自身もまだまだワールドカップでステップアップしていきたいと思っているし、そこは年齢に関係なくギラギラした気持ちを持って臨みたいワールドカップだし、だから気持ちはすごく若いんですよ」と、メンタル的にも充実していることを強調。世間の"年功序列"という批判にも持ち前のブレない心を貫き、結果で応えていくつもりだ。
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