日本と対戦の可能性も! 国内組中心のチュニジアがW杯最終登録メンバー23人を発表

2018年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

レスター岡崎の同僚も選出。

目立った選手はいないものの、闘争心と献身性でそれを補いあうチームがチュニジアだ。 (C) Getty Images

 現地時間6月2日、チュニジア・サッカー連盟は、ロシア・ワールドカップに向けた最終登録メンバー23人を発表した。

 先月14日に発表していた予備登録29人から今回6人を落選させたチュニジア。その多くがエトワール・サヘルやエスペランスといった強豪クラブに所属する国内組で、今大会に出場する他のアフリカ勢に比べるとタレントの質ではやや見劣りはする。

 しかし、今年3月の国際親善試合で代表デビューを飾ったばかりで、レスターでは岡崎慎司の同僚でもあるヨアン・ベナルアンや、フランスU-21代表歴もあるワフビ・カズリなど適所に欧州で活躍する選手も名を連ねてもいるだけに決して侮れないチームだ。

 2006年のドイツ大会以来、3大会ぶり5回目の本大会出場となったチュニジアは、過去4回でいずれもグループステージ敗退に終わっており、今大会は初の決勝トーナメント進出が目標だ。とはいえ、グループGでは、ベルギー、イングランドという列強国と同居するため、悲願達成には小さくない山を越える必要がある。

 18日にイングランド、23日にベルギー、28日にパナマと対戦していくチュニジアは2位以内で決勝トーナメントへ進めば、ベスト16でグループHの日本と当たる可能性もある。実現すれば、本大会では2002年の日韓大会以来の対戦となるが、はたして――。
 

 チュニジア代表の招集メンバー23人は以下のとおり。

【GK】
ファルーク・ベン・ムスタファ(アル・シャバブ=サウジアラビア)
モエズ・アセン(シャトールー=フランス2部)
アイマン・マトルーティ(エトワール・サヘル)

【DF】
ラミ・ベドゥイ(エトワール・サヘル)
ヨアン・ベナルアン(レスター=イングランド)
シャム・ベン・ユセフ(カスムパシャ=トルコ)
ディラン・ブロン(ヘント=ベルギー)
ウサマ・ハダディ(ディジョン)
アリ・マールール(アル・アハリ=エジプト)
ヤシン・メリアフ(CSスファクシャン)
ハムディ・ナゲズ(ザマレク=エジプト)

【MF】
アニセ・バドリ(エスペランス)
モハメド・ベン・アモル(アル・アハリ=サウジアラビア)
ガイレネ・シャーラーリ(エスペランス)
アハメド・ハリル(クラブ・アフリカン)
サイフ・エディン・ハウィ(トロワ=フランス)
フェルジャニ・サシ(アル・ナスル=サウジアラビア)
エリス・スキリ(モンペリエ=フランス)
ナイム・スリティ(ディジョン=フランス)
バセム・スラルフィ(ニース=フランス)

【FW】
ファハルディン・ベン・ユセフ(アル・イティファク=サウジアラビア)
サベル・ハリファ(クラブ・アフリカン)
ワフビ・カズリ(レンヌ=フランス)

【監督】
ナビル・マールール(チュニジア国籍)
 
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