「どんな状況でも受け入れる」香川真司がW杯でのリベンジに悲壮な覚悟を告白!

2018年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「この4年間でいろいろなものを経験できたので、それを還元していきたい」

代表スタッフから知らせを受けた香川は、「ここからがスタートだな」ときを引き締めたという。

 ロシア・ワールドカップの日本代表メンバー入りを果たした香川真司が1日、都内で報道陣の取材に応じた。
 
 5月30日のガーナ戦で約7か月ぶりに代表復帰を果たした香川は、後半開始から途中出場。45分間のプレーでゴールこそ奪えなかったものの、持ち前のテクニックでアクセントになり、チャンスメイクに一役買った。本人も「すごく僕自身は手応えを感じている」と納得のパフォーマンスで、メンバー発表前最後の試合を終えていた。
 
 発表当日の31日に代表スタッフからメンバー入りの知らせを受けると「ここからがスタートだなと改めて感じましたし、必ずこの選ばれたメンバーとともにしっかり戦ってきたいと思います」と気を引き締めたという。
 
 香川自身は2大会連続のワールドカップ出場となるが、前回のブラジル大会は1分け2敗でグループリーグ敗退を喫している。それだけに、ロシア大会に懸ける想いは強い。
 
「本当に積み重ねてきたものがある。ブラジルのピッチで感じた悔しさであったり。あの結果が、やっぱり自分たちを強くしてくれたというのをロシアで証明したい。そのためのプロセスは十分築き上げてきたと思っているし、それは自分自身、信じているので、ピッチで証明していきたいです」
 
 力強くそう語った香川は、自身に求められる役割についても言葉を並べた。
 
「どれだけ前を向いて仕掛けていけるか。あのポジション(2シャドー)は凄く重要だと感じたので、そこでどれだけボールを受けて、呼び込めるか。自分は生かされるタイプでもあると思っているので、練習から要求してしていきたい。それが必ずチームのストロングポイントになると思っている」
 
 攻撃の肝となる3-4-2-1の2シャドーとしてプレー面で引っ張るだけでなく、「ドルトムントや日本代表を含めて、この4年間でいろいろなものを経験できたので、それを還元していきたい。どんな調子が良くても外されることだってたくさんあったし、監督がベストメンバーを決めるので、それに対して僕たちは受け入れてやるだけ。今はどんな状況でも受け入れてやれる準備はできている」と精神的にもチームを支えるつもりだ。
 
 日本代表は2日に日本を発ち、8日のスイス戦、12日のコロンビア戦を経て、19日のワールドカップ初戦・コロンビア戦に挑む。本人も「集大成」と語るロシアの舞台に、背番号10はすべてを懸ける覚悟だ。
 
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