酒井高徳、ハンブルクとの契約を2年延長!「我らのキャプテンが約束を守った」とクラブは称賛!!

2018年05月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

他クラブが獲得に乗り出すも忠誠心は揺るがず

来シーズン、ハンブルクの1部復帰に力を尽くすこととなった酒井。伊藤とともに、今度は昇格の功労者となることを期待したい。 (C) Getty Images

 5月30日、ドイツ・ブンデスリーガのハンブルクは、日本代表DF酒井高徳との契約を2020年6月30日まで延長したことを、公式サイト等で発表した。
 
 2017-18シーズン、奮闘も虚しくクラブ史上初の2部降格という憂き目に遭ったハンブルク。酒井は降格時のキャプテンという不名誉な肩書を背負うこととなったが、涙に暮れた最終節の後、すぐに残留することを表明していた。
 
 しかしその後、トルコのベジクタシュが獲得に乗り出したというニュースが流れ、その動向が注目されていたが、やはりキャプテンは2部で再スタートを切るチームを離れることはなかった。
 
 クラブは公式ツイッター&サイトで「我らのキャプテンが約束を守った」「昨シーズン、酒井は困難な状況にありながらも、右サイドからチームを牽引した」「(最終節の)ボルシアMG戦の後、クラブへの忠誠を誓い、その人間性と責任感の高さを示した」と綴り、27歳の日本人を称賛し、残留を歓迎している。
 
 また、チームプランナーのヨハネス・シュポルスは「チームを牽引する立場のゴウトクが今後もチームと共に歩み、責任を背負ってくれることを嬉しく思う」との声明を出した。
 
 来シーズン、2部リーグという未知の世界で戦うハンブルクは当初、主力の多くが離脱するものと思われていたが、多く選手が酒井同様に残留を決断している。
 
 アンドレ・ハーンは古巣アウクスブルクへ、ルカ・ヴァルトシュミットはフライブルクへの移籍が決定し、18歳の俊英ヤン=フィーテ・アルプは2部降格の場合はバイエルン移籍といわれているが、財政上の事情で退団が確実とされていたアーロン・ハント、ルイス・ホルトビーが残留するなど、大幅な戦力ダウンは免れそうだ。
 
 クリスティアン・ティッツ監督が率い、酒井が引き続きキャプテンとしてリーダーシップを発揮するであろう新シーズンのハンブルク。攻撃では、センセーショナルなデビューシーズンを送った伊藤達哉らが中心に添えられるといわれており、2部とはいえ、今シーズン以上に楽しみなチームと言えよう。
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