【W杯 大会8日目プレビュー】ウルグアイ対イングランド戦

2014年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

崖っぷちに立たされた強豪2か国。生き残るのはどちら!?

まだ完調ではないだろうが、緊急事態のウルグアイで救世主的な存在となることが求められるスアレス。 (C) Getty Images

グループD
ウルグアイイングランド
16:00(日本時間20日4:00)キックオフ
サンパウロ・アレーナ(サンパウロ)
 
【ウルグアイの視点】
 
 初戦でコスタリカに予想外の逆転負けを喫して、まさに背水の陣。手術明けのルイス・スアレスを、先発か途中出場のいずれかで必ず使ってくるだろう。コスタリカ戦でディエゴ・フォルラン(先発)とアベル・エルナンデス(途中出場)がともに期待を裏切っただけに、怪我明けといえどもスアレスにかけられる期待は大きい。
 
 その一方で、ディエゴ・ルガノが左膝の怪我で欠場となるもよう。代役はセバスティアン・コアテスかホセ・ヒメネス、もしくはマルティン・カセレスを左から回すことになるだろう。
 
 また、コスタリカ戦で退場した右SBのマキシ・ペレイラが出場停止。4バックならカセレスを左から右に回すか(その場合の左はホルヘ・フシーレかアルバロ・ぺレイラ)、フシーレを右に入れるだろう。コスタリカ戦では守備陣が安定感を欠いただけに、オプションの3バックという選択肢もありえる。
 
 コスタリカ戦では全体的に運動量が低く、得意の鋭いカウンターが発動しなかった。このイングランド戦で本来の姿を取り戻せるか。
 
[得点者]1点:カバーニ
[警 告]1回:ルガノ、ガルガーノ、カセレス
[退 場]1回:M・ペレイラ
 
【イングランドの視点】
 
 ウルグアイ同様、初戦のイタリア戦を落としたイングランドもまた、この一戦で絶対に勝点3を奪わなければならない。イタリア戦では、前半からハイペースな試合を展開して、後半に先に息切れしてしまった。今回の会場であるサンパウロは、環境的には比較的快適だろうが、それでもペース配分を考える必要がある。
 
 ウェイン・ルーニーはイタリア戦でダニエル・スターリッジのゴールをアシストしたものの、期待されたゴールを奪えなかったことで、2戦目以降の起用についてはさまざまな憶測が飛び交っている。16日(月)にはサブ組に入って練習を行なったことで、スタメンから外れるのではないかと予想されたことも。果たして、ロイ・ホジソン監督はどのような判断を下すのか。
 
 膝を痛めていたアレックス・チェンバレンが練習に復帰しているが、このウルグアイ戦で出場が可能かどうかは微妙なところだという。
 
[得点者]1点:スターリッジ
[警 告]1回:スターリング
 
◆対戦成績&試合結果
 
ウルグアイ
4勝3分け3敗
イングランド
 
2006年3月1日 イングランド 2-1 ウルグアイ
1995年3月29日 イングランド 0-0 ウルグアイ
1990年5月22日 イングランド 1-2 ウルグアイ
1984年6月13日 ウルグアイ 2-0 イングランド
1977年6月15日 ウルグアイ 0-0 イングランド
※直近の5試合のみ記載
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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