「ベジクタシュは諦めていない!」酒井高徳がオファーを一蹴も条件面の改善次第では…

2018年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「3年契約・年俸2億円」の提示を固辞したとも

HSVサポーターに1年での1部復帰を誓った酒井高。ベジクタシュ移籍はやはり現実的ではないか。(C)Getty Images

 トルコの名門ベジクタシュは、どうしても日本代表SBが欲しいようだ。
 
 5月28日、トルコの全国紙『Fanatik』など複数の国内メディアが伝えたのが、酒井高徳にまつわるニュースだ。所属するハンブルガーSVは残念ながらブンデスリーガ2部への降格が決まった。それでもチームキャプテンを務める酒井は、今シーズンいっぱいで満了となる現行契約を延長すると宣言。サポーターの拍手喝采を浴びた。いまだ実現には至っていないものの、既定路線と考えられている。
 
 そんななか、連日のようにトルコ国内で報じられているのが、ベジクタシュからの強い関心だ。昨年夏にも獲得に乗り出しており、およそ1年に渡って酒井にラブコールを送り続けている。

 
 動きがあったのは5月27日。『Fanatik』紙によると「ベジクタシュは3年契約・年俸150万ユーロ(約2億円)のオファーを固辞された」のだという。そして酒井サイドから「年俸を250万ユーロ(約3億2500万円)に上げたうえで、契約料200万ユーロ(約2億6000万円)を要求された」とのこと。にわかには信じがたいが、ベジクタシュはオファーの練り直しを検討しているようで、同紙は「彼らは諦めていない。右サイドバックは重要な補強ポイントだからだ」と論じている。
 
 本田圭佑、長友佑都、武藤嘉紀、宇佐美貴史、原口元気、さらには岡崎慎司と、現在水曜日のガーナ戦に向けて調整中の日本代表には、新シーズンの所属先が定まっていない選手が少なくない。ハンブルク残留で間違いなしと目されていた酒井もそのひとりとなるのか。ベジクタシュに活躍の場を移し、長友とイスタンブール・ダービーで対峙するのか。"なにが起こるか見てみる"必要がありそうだ。
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