【U-21】松井大輔を擁した02年大会の3位を超えられるか? 東京五輪世代がトゥーロン国際大会に挑む!

2018年05月28日 川端暁彦

今回の目標は積み重ねてきたことを発揮した上で勝利を掴むことだ。

東京五輪を目指すU-21日本代表。森保監督が不在となるが、横内監督代行のもとでどのようなプレーを見せるのだろうか。写真:佐藤博之

 5月26日に開幕を迎えた第46回トゥーロン国際大会。かつてクリスティアーノ・ロナウドらも出場した歴史ある大会に、日本からは東京五輪世代のU-21日本代表チームが参加している。日本の初戦は28日(日本時間29日0時)に行われるトルコ戦となる。
 
 チームを率いる森保一監督が急きょA代表のコーチになっているため、今回の遠征では横内昭展コーチが臨時で指揮を執る。「(森保監督の)考えていることは分かっているし、何か違うことを言うつもりもない」と臨時指揮官となった横内監督代行が言うように、戦術的に何かが変わることもなさそうだ。

「これまでの招集で継続してきたこと」(横内監督代行)をあらためてチームに浸透させていくことがひとつの大きな目標となる。もっとも、「経験を積めればいいなんてことは言わない」と指揮官が強調したとおり、代表チームとして集まっている以上は、当然ながら勝ち星も狙いにいくこととなる。
 
 現地に到着早々の26日には25分ハーフながら早速練習試合も実施。FW田川亨介(鳥栖)が敵陣でのボール奪取から先制点を取った後にセットプレーから追い付かれたものの、最後は途中出場のFW小川航基(磐田)が決勝点を奪った。1年ぶりの復帰となった世代を牽引するエースの一発は、他のFW陣への刺激としても大きな効果がありそうだ。

 本人にとっても「気持ち的に大きい」(小川)1点だったのは間違いないところ。まだまだフィジカル面を含めて状態は万全でないとはいえ、あらためて非凡な得点能力を見せ付けることともなった。

次ページ約1年ぶりに代表復帰を果たした小川もレギュラー組でプレー。

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