欧州3連覇の“名将”ジダン、ベイルのオーバーヘッド弾は「私のボレーより素晴らしい」

2018年05月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

相手GKのミスについて「あらゆることが起こり得る」

今シーズンはジダンにとっても、最も厳しく難しいものとなっただろうが、最後の最後で大きな喜びと名誉を手に入れた。 (C) Getty Images

 5月26日(現地時間)、レアル・マドリーはリバプールを3-1で下し、チャンピオンズ・リーグ(CL)3連覇を果たした。
 
 2016年1月にマドリーの監督に就任したジネディーヌ・ジダンは、そこから全てのシーズンで欧州制覇を成し遂げるという偉業を成し遂げた。
 
 リーガ・エスパニョーラでは3位に終わり、一部では批判の声も上がり、解任説まで浮上したこともあったが、巧みな人心掌握術と采配により、チームを三たび欧州の頂点に引き上げて、指揮官としての価値と資質の高さを証明してみせた。
 
 大仕事をやり遂げた喜びと満足感に満ちたジダン監督のコメントは以下の通り。(『as』より)
 
――◇――◇――
 
 本当に何と言ったらいいのか……言葉がない。選手たちは大きな仕事を成し遂げ、歴史を作った。
 
(リバプールのGKカリウスのミスについて)試合ではあらゆることが起こり得る。我々はチャンスをモノにすることだけを考えていた。同点とされてからも同様であり、ベイルが素晴らしい仕事を果たした。とても嬉しい。
 
 ベイルのプレーは素晴らしかった。オーバーヘッドのゴールは、まるでトリノ(CL準々決勝ユベントス戦の第1レグ)でのクリスチアーノ(・ロナウド)のようだった。グラスゴー(2001-02CL決勝でのボレー)での私のゴールより素晴らしい。
 
 マドリーの歴史には、3つの素晴らしいゴール(ジダンのボレー、C・ロナウドとベイルのオーバーヘッド)がある。どれが一番かを言うつもりはないが、ベイルには「一番新しいゴールが一番素晴らしいんだ」と伝えた(笑)。
 
(C・ロナウドの退団示唆について)それについては、何も考えていない。今すべきことに集中している。いずれ分かるだろう。彼にはマドリーに居続けてほしいし、そうすべきだと思うが……。
 
(C・ロナウドの去就についての質問が続いた後)私に何を言わせたいんだ? 彼自身が数日中にファンに何かを報告すると言っているのなら、そうするんだろう。できればそのことよりも、今日、我々が成し遂げたことについて語りたい。
 
(ベイルが出場機会の少なさに不満を抱いていることについて)私は常に、チームにとってベストなことを考えている。ベイルが違いを作り出せる選手であり、もっと長い時間プレーするのに相応しいということも分かっている。彼の反応は極めて正常であり、理解もしている。

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