34歳イニエスタの推定市場価格はおいくら? 世界で何位? Jリーグではダントツの1位!

2018年05月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

偉大なる同級生たちに大きく水を開けて…

イニエスタ・フィーバーに沸く日本サッカー界。7月22日の神戸vs湘南戦が最短でのデビュー戦となる。(C)Getty Images

 いまだ興奮冷めやらぬフィーバーぶりだ。
 
 木曜日にヴィッセル神戸への入団が正式に決まったスペイン代表MF、アンドレス・イニエスタ。そのスマッシュニュースは世界中に打電され、日本のプロサッカーリーグが一躍脚光を浴びることとなった。真のワールドクラスと神戸の契約期間は3年とされ、年俸は推定32億円とも言われる。日本のプロスポーツ界で破格となる超高額が、サッカーファンの枠を越えて大きな反響を呼んでいるのだ。
 
 では、現在のイニエスタの「推定市場価格」とはいかほどなのか。推定市場価格とは、ドイツの移籍情報専門サイト『transfermarkt』が独自の方法で算出しているもので、言わば選手の移籍市場における"価値"を示す数値だ。かならずしも移籍金額とイコールになるわけではなく、年齢や実績、過去の移籍金額、史上での人気度や知名度などありとあらゆる情報を総合的に判断して、導き出される。

 
 5月25日時点のイニエスタの評価額は2000万ユーロ(約26億円)だ。これは世界の全プロフットボーラーの中で254位、バルセロナの所属選手で14位、全スペイン人選手の中で37位、リーガ・エスパニョーラにおいては52位の数値である。こうして見ると決して高くないように響いてくる。イニエスタ自身のピーク額が2013年夏の7000万ユーロ(約91億円)だったことを考えれば、ずいぶんな落ち込みようだからだ。
 
 しかしながら、34歳という年齢で2000万ユーロを叩き出しているのがむしろ驚異的で、実際に同じ年(1984年)生まれの選手の中ではダントツのトップである。2位タイのジョルジオ・キエッリーニ(ユベントス)とチアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)の評価額がともに1000万ユーロ(約13億円)であることからも、その突出ぶりが窺える。
 
 他の同級生ではアリエン・ロッベン(バイエルン)が900万ユーロ(約12億円)、フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)が400万ユーロ(約5億2000万円)、バスティアン・シュバンシュタイガー(シカゴ・ファイアー)が300万ユーロ(約4億円)と、かつて覇権を争った名手たちに大きく水を開けているのだ。
 

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