国内合宿の５日目を迎えた日本代表は、５月25日も千葉県内でトレーニングを実施した。

　この日は国内組、海外組の選手たちが勢揃い。前日に負傷離脱が発表された青山敏弘（広島）と宿舎で調整した岡崎慎司（レスター）を除く25名がグラウンドで汗を流し、30日のキリンチャレンジカップ・ガーナ戦に向けて調整を行なった。
 
　練習後には、西野朗監督が今合宿中２度目となる囲み取材に対応。現時点での手応えや選手のコンディションについて言及した。
 
　選手のコンディションについては、怪我人の多さが誤算になっている様子。「（怪我人の多さは）想定以上の状態ではあります。海外組も然り、国内組もこれだけタイトな日程をこなし、ある程度それは予想してきたなかで、最終の23人のリストは出さなければいけない。そこにプラスで招集しているわけなのですが、想像以上に状態が整っていない」と、選手の負傷が続いている現状を嘆いた。

　とりわけ、初日から別メニューで調整を行なっている岡崎と乾貴士（エイバル）の状態は気に掛けている。

「追加招集というのは現時点で考えていない」と西野監督は話したものの、「乾も然り、岡崎も然り。（状態次第では）追加招集は視野に持たないといけないかなと感じてはいる。ただ、岡崎も乾もご覧のように、回復（具合）は非常に良いです。岡崎は今日練習から外れていますが。それに（彼らは）気持ちが強いところもありますし、最後いろんな形で間に合うこともあるので、再招集は並行して視野に入れてはいるけど、タイミングというのもある」と今後の回復次第では追加招集の可能性を示唆した。
 
　ただ、そのほかの選手のコンディションについて、西野監督は心配していない様子。「現状ではこういうコンディショニングトレーニングのなかで、状態が悪いとは思っていない。このままスムーズに入って、ゲーム形式のトレーニングに生かしていければと思う」と手応えを語った。

取材・文●松尾祐希（サッカーダイジェストWeb編集部）

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