「本当に特別な日になった」イニエスタ、神戸移籍正式決定! 日本語で挨拶する場面も

2018年05月24日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

「コンニチハ」と日本語で挨拶。

長年に渡ってプレーしたバルサを離れ、Jリーグに参戦する決断を下したイニエスタ。いまだ衰えぬそのパフォーマンスに注目したい。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 ついに世界的なクラックがJリーグへやってくる。

 5月24日、バルセロナに所属するスペイン代表MFのアンドレス・イニエスタが、J1のヴィッセル神戸へ移籍することが正式に発表された。

 バルサのカンテラで育ったイニエスタは、2002年10月に当時のルイス・ファン・ハール監督の薫陶を受けてトップチームにデビュー。以降は、その類まれなセンスに磨きをかけ、一気にクラブを代表する選手に成長し、リーガ9回、コパ・デル・レイ6回、チャンピオンズ・リーグ4回、クラブワールドカップ3回と、数々のメジャータイトルを獲得した。

 イニエスタは昨年10月にバルサと「生涯契約」を締結し、引退までブラウグラーナ(青とエンジ)のユニホームを身にまとうと見られていたが、今年4月27日に今シーズン限りでの退団を発表。一時は中国スーパーリーグ行きが有力と見られていたものの、急転直下で神戸入りが決定した。
 

 イニエスタは、都内で行なわれた会見で次のようなコメントを残した。

「コンニチハ。私にとって今日は本当に特別な日です。とても重要なチャレンジで、私の家族も日本に来られることを嬉しく思います。我々はこのプロジェクトの中で前進したいと思ってます。そしてJリーグがアジア全体に広まるように私も力を貸したい。アリガトウ」

 スペイン代表としても、2010年の南アフリカ・ワールドカップを制し、2008年と2012年のEUROでも母国の優勝に貢献したイニエスタ。正真正銘の世界的名手のパフォーマンスに対する興味は尽きない。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事