FC東京、押し込みながらもゴールが奪えず…鳥栖はGK権田の好セーブで2試合連続の無失点

2018年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

フィッカデンティ監督は「鳥栖に来てから一番の出来だった」と守護神を称賛

後半はFC東京が攻め、鳥栖が守るという構図に。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ15節]鳥栖0-0FC東京/5月20日/ベアスタ
 
 J1リーグ15節の鳥栖対FC東京が20日、ベストアメニティスタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。両チームともに2試合連続のスコアレスドローで勝点1を分け合った。
 
 試合はFC東京が優勢に進めた。とりわけ後半は圧倒的にボールをキープし、手を変え品を変えてゴールに迫った。52分には右サイドを連係で崩し、最後はペナルティエリア内に侵入した室屋成がシュート。54分にはディエゴ・オリヴェイラのラストパスを受けた大森晃太郎が、角度のないところからゴールを狙う。
 
 しかし、こうしたチャンスに鳥栖のGK権田修一がことごとく立ちふさがった。FC東京の下部組織で育った守護神は、さらに75分に田邉草民の決定的なヘッドをかき出し、90+4分にも判断の良い飛び出しで前田のシュートを身体に当てる。古巣相手にファインセーブを連発し、2試合連続の無失点に貢献したのだ。
 
 この奮闘にフィッカデンティ監督は、「鳥栖に来てから一番の出来だった」と賛辞を惜しまず。また、「全部出し切ったと思う」と守り切った選手たちを称えた。

 一方、FC東京の長谷川健太監督は、「勝点3が取りたかったですね。後半特に良い形でゴールに迫るシーンをたくさん作れたので、ああいうところで仕留められるようになると、本当に強くなるのかなと思います」と勝点1という結果に不満の表情を浮かべていた。
 
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