【G大阪】好セーブ連発のGK東口をクルピ監督も大絶賛「彼こそが勝者」「代表招集に相応しい」

2018年05月19日 橋本啓(サッカーダイジェスト)

「何事もないかのような安定したプレーをしている」

顔面骨折から復帰2戦目となった浦和戦で好セーブを連発したGK東口に対して、クルピ監督は賛辞を贈った。写真:山崎 賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ15節]G大阪0-0浦和/5月19日/吹田S

 ガーナ戦(5月30日)に向けた日本代表メンバーに選出されたGK東口順昭が、好守でチームを支えた。

 顔面骨折の大怪我から復帰して2戦目。この日もフェイスガードを装着して先発出場すると35分、左サイドからのクロスを受けた浦和の興梠慎三に対し、間合いを詰めてシュートをブロック。その後も接触プレーを恐れずにひたすらゴールを死守し続け無失点に抑えた。

 復帰初戦となった前節の横浜戦に続いて好パフォーマンスを見せた東口の働きぶりには、レヴィ―・クルピ監督もこう絶賛する。

「私に言わせれば驚異的な回復ぶりだ。彼が顔に骨折を負ってしまうのは今回で3回目なんです。それにもかかわらず復帰後、本当に勇敢なプレーを見せ続けていて、何事もないかのような安定したプレーをしている

 代表招集に相応しい選手であり、彼こそが勝者と呼べる選手ではないかと思っています。この場を借りて、彼の勇敢なプレーを心から称えたい」
 4月21日に行なわれたC大阪との"大阪ダービー"で、三浦弦太と交錯して顔面を骨折したのは約4週間前。一時はロシア・ワールドカップ行きも危ぶまれたが、大怪我を負っても屈せず復帰への強い気持ちを持ち続け、本大会出場への望みをつなげた。

「まだ本戦は分からないですけど、(ガーナ戦のメンバーに)選ばれたからにはしっかり責任を持ってやりたい」と意気込むガンバの絶対的守護神は、21日から始まる代表活動でのさらなるアピールに燃えている。

取材・文●橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
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