【W杯・大会6日目プレビュー】ロシア対韓国戦

2014年06月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

守備に重点を置く韓国をロシアはいかに攻略するのか!?

4年前はイングランド、今回はロシアを率いるカペッロ監督。2年間で作り上げたチームはいかなるものか!? (C) Getty Images

グループH
ロシア韓国
18:00(日本時間18日7:00)キックオフ
パンタナール(クイアバ)
 
【ロシアの視点】
 
 開幕を前に怪我に倒れ、ファビオ・カペッロ監督が「大きな痛手」と認めたMFロマン・シロコフの離脱の影響が危惧される。代役として若いオレグ・シャトフが中盤の一角(インサイドハーフ)を入ると予想されている。
 
 前線には、ベテランのアレクサンドル・ケルザコフではなく、予選で左ウイングを務めた若きエースのアレクサンドル・ココーリンがCFに入り、左ウイングには好調が伝えられるユーリ・ジルコフの起用が濃厚だ。
 
「我々は勝つためにブラジルに来た」と強く語る名将カペッロによって築き上げた守備組織は完成度が高く、非常に堅固。早い時間帯に先制できれば、かなりの確率で逃げ切れるだろう。
 
 なおシロコフに代わるキャプテンには、CBのヴァシリ・ベレズツキが指名された。カペッロ監督は、これまでシロコフ不在時にこの大役を託してきたMFイゴール・デニソフを「ピッチ上のリーダー」と認めつつも、レフェリーと英語でコミュニケーションを取れるベレズツキのほうが適任だと判断したという。
 
【韓国の視点】
 
 5月28日のチュニジア戦(0-1)、6月9日のガーナ戦(0-4)で連敗を喫するなど、ここにきてチームの状態は下降気味。国内メディアの論調は「過去最悪のワールドカップになりそう」などと、悲観的な見方が大多数を占めている。
 
 ホン・ミョンボ監督は「少なくとも、負けない試合をする」とコメントしており、守備に重きを置く戦い方をすると予想される。ロシアの攻撃をどこまで凌げるかが最大の注目点だ。
 
 攻撃陣で鍵を握るのが、FWパク・チュヨンとMFソン・フンミン。得点力の高いこのふたりがチャンスを決めきれないと、苦戦は必至だろう。
 
◆対戦成績&試合結果
 
ロシア
1勝
韓国
 
2013年11月19日 ロシア 2-1 韓国
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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