【W杯・大会6日目プレビュー】ブラジル対メキシコ戦

2014年06月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ブラジルが決勝トーナメント一番乗りを決められるか!?

グスタボが中盤でメキシコの攻撃の威力を半減させられれば、ブラジルはより決勝トーナメント進出に近づくだろう。 (C) Getty Images

グループA
ブラジルメキシコ
16:00(日本時間18日4:00)キックオフ
カステロン(フォルタレーザ)
 
【ブラジルの視点】
 
 クロアチア戦の前半は、緊張と入れ込みすぎでかなり硬かったが、2試合目となるメキシコ戦では、普段通りのサッカーを見せられるのではないだろうか。ここで連勝して、ベスト16進出一番乗りといきたいところだ。
 
 細かいパスで中央を崩しにかかるメキシコとの戦いにおけるキーマンは、両CBの間やその手前でフォアリベロのような位置取りをするルイス・グスタボ。中央でフィルターとして機能すれば、崩される可能性は低くなるだろう。
 
 攻撃陣ではオスカールが絶好調であり、ネイマールもコンディションが完全とは言えないながらも好調で、この試合でも大いに期待できる。
 
 スタメン変更があるとすれば、左サイドアタッカーか。クロアチア戦で先発したフッキは存在感がなかったうえ、日曜午前の練習中に太ももを痛め、途中で練習を切り上げている。代わりに、ベルナールかウィリアンの抜擢がありうる。
 
【メキシコの視点】
 
 注目はハビエル・エルナンデスだが、初戦のカメルーン戦では途中出場で、局面では怖さを見せたものの、全体としては本領を発揮したとは言い難かった。ブラジル戦では、攻撃面でのチャンスが少ないことが予想されるだけに、エルナンデスが出場した場合、決定力を欠くとチームにとっては厳しい展開になるだろう。
 
 初戦では攻撃の軸として活躍したエクトル・エレーラが、中盤でブラジルの守備的MFグスタボの網をかいくぐれるかが、攻撃面での鍵を握る。
 
 守備では、3バック(2CB+リベロ)が中央で動き回るネイマール(初戦はトップ下)をどう抑えるか。その場合、ボランチのホセ・バスケスとの連携が不可欠になる。また、サイドから中に入ってくるオスカールなどに対し、左右のウイングバックと3バックがうまく連携を取れないようだと、最終ラインが混乱に陥る可能性もある。
 
◆対戦成績&試合結果
 
ブラジル
22勝6分け10敗
メキシコ
 
2013年6月19日 ブラジル 2-0 メキシコ
2012年6月3日 ブラジル 0-2 メキシコ
2011年10月11日 メキシコ 1-2 ブラジル
2007年9月12日 ブラジル 3-1 メキシコ
2007年6月27日 ブラジル 0-2 メキシコ
※直近の5試合を記載
 
 
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