日本代表、浅野拓磨の新天地が決まった!? クラブ会長が「1年間借り受ける」と明言

2018年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

本命だった大迫の「プランB」として

欧州での捲土重来を期す浅野。アーセナルから他クラブへのレンタルが現実視されるなか、ドイツの中堅・ハノーファーが新天地候補に急浮上した。(C)Getty Images

 急転直下の展開で、日本代表FW、浅野拓磨の新天地が決まりそうだ。ドイツのサッカー専門誌『Kicker』や英紙『Evening Standard』など複数の大手メディアが報じている。
 
 シュツットガルトでのレンタル2年目となった2017-18シーズンは、浅野にとって不本意な1年に終わった。最終的にリーグ戦は15試合の出場で得点はわずかに1。とりわけ年明け以降の後半戦は一度もピッチに立てず、リザーブリーグでの調整を余儀なくされた時期もあった。昨年末に新指揮官に就任した元トルコ代表、タイフン・コルクト監督の信頼を勝ち取れなかったのだ。
 
 ひとまずは所属元のアーセナルへ帰還するが、この2年間で日本代表での試合出場が大幅に増えたわけではなく、依然として英国の労働ビザを取得できる公算は低い。なにより浅野の能力を高く評価し、サンフレッチェ広島時代に見初めたアーセン・ヴェンゲル監督が退任している。さらなる武者修行へ──。イングランド以外の国のクラブへの貸し出しが、現実的な選択肢となっていた。

 
 そんななか、浅野の新天地だとメディアが断定的に伝えているのが、ブンデスリーガのハノーファー96だ。現在マルセイユで活躍する酒井宏樹がかつて4シーズンを過ごしたクラブで、2016-17シーズンに降格の憂き目に遭うも1年で1部に復帰。昨シーズンも残留争い身を投じる受難の日々となったが、なんとか13位で切り抜けた。
 
 攻撃陣の強化が急務となっているハノーファー。彼らが今夏補強のターゲットとして白羽の矢を立てたのが、1FCケルンの大迫勇也だった。ケルンの2部降格が決まる以前から移籍先候補としてその名が挙がり、獲得リスト上のプライオリティーは高かったが、ご存知の通り、日本代表アタッカーはヴェルダー・ブレーメンを選択した。その次善候補に見据えて動向を追っていたのが、浅野だったというわけだ。
 
 報道の信憑性は低くない。なぜなら『Kicker』誌などは「ハノーファーのプランBはアサノ」と題して、獲得への意欲を示すマルティン・カインド会長の言葉を紹介しているからだ。

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