「最高のキャプテンだ!」「涙が止まらない」契約延長を決めた酒井高徳の熱き想いにファン喝采!

2018年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕はHSVの選手であることを誇りに思います」

この1年半、栄えある腕章を巻き続けてきた酒井。キャプテンゆえの葛藤と苦悩は察するに余りある。(C)Getty Images

 ハンブルガーSVの日本代表DF、酒井高徳が自身のインスタグラムを更新し、クラブとの契約を延長する決意を固めたと報告した。
 
 今シーズンいっぱいでハンブルクとの契約が満了となる酒井。5月12日のブンデスリーガ最終節でボルシア・メンヘングラッドバッハを相手に2-1の勝利を収めたものの、チームは一歩及ばず2部降格が決定した。ハンブルクはブンデスリーガが発足した1963年以来一度も経験していない屈辱を味わったのだ。
 
 現地報道によるとサッカーファンのみならず、ハンブルクの街全体が喪失感に苛まれたという。そんななか、キャプテンとしてピッチ内外でチームを統率してきた27歳は、試合後にすぐさま残留をほのめかしてサポーターに熱いメッセージを伝えていたが、今回あらためてその意志を明らかにしたのである。

 
 投稿は日本語とドイツ語の両方で記載されているが、ニュアンスはやや異なる。ハートフルな言葉を散りばめ、よりサポーターの心にダイレクトで届いたであろうドイツ語バージョンをここでは紹介しよう。
 
「親愛なるHSVファンのみなさん。僕はまず、シーズンを通してサポートをしてくれて、最後まで僕たちを信じ続けてくれたみなさんに感謝したい。不運にも結末は望んだ通りにはなりませんでした。失望は深く、誰もが傷つきました。でも、これは終わりを意味するのではありません! むしろHSVにとって新たなスタートなのです。僕は新たな昇格というゴールに向けて、これからもHSVの助けになれればと思います。自分の持てる力を出し切って、すべてをチームに捧げたい。そしてもちろん、今シーズンと同様に、みなさんの偉大なサポートが必要です。一緒にそれを達成しましょう! あらためて、声援ありがとうございました。僕はHSVの選手であることを誇りに思います」
 
 クラブ側から正式なリリースは出ていないが、近日中に契約延長の運びとなるだろう。同胞の後輩である20歳の伊藤達哉は、昨年末に2021年6月までの新契約を結んだ。2部リーグを戦う来シーズンも、日本人コンビが攻守の軸を担うことになりそうだ。
 

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