今季大ブレイクの中島翔哉が明かしたW杯への想い「出来るプレーを全力でやるだけ」

2018年05月16日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

中島は気負うことなく、本大会のメンバー入りを目指す!

欧州1年目は29試合で10ゴールをマークした男の代表入りはあるのだろうか。写真:徳原隆元

 5月16日、ポルティモネンセ(ポルトガル)の中島翔哉が都内で取材に応じ、ロシア・ワールドカップへの想いを語った。

 中島は昨夏、FC東京からポルトガル1部リーグ「リーガNOS」のポルティモネンセに移籍。リオ五輪で日本の10番を背負った男は早々にポジションを掴み、1年目から欧州全土にその名を知らしめる活躍を見せた。そして、3月の欧州遠征で日本代表に初選出。「本当に代表でプレーできる喜びを感じていて、楽しくプレーすることだけを考えていた。なので、代表で生き残るという想いはなかった」という中島は、3月23日のマリ戦で代表初キャップを刻み、終了間際には起死回生の同点弾を叩き込んだ。

 クラブと日本代表で強烈なインパクトを残した中島。周囲からの期待は否が応でも高まり、本大会のメンバー入りも現実味を帯びてきた。

 しかし、本人に一切の気負いはない。

「ワールドカップに行きたいとはずっと思っていましたし、小さい頃からそう思っていました。ただ、今はそこまでワールドカップを意識していないですし、監督も変わったので誰が選ばれるか分からない。日本にはたくさんいい選手がいるなかで、もし選ばれたら自分が出来るプレーを全力でやるだけだと思います」

 ポルトガルで充実したシーズンを送った男に吉報は届くのか。中島はいつもと変わらないスタンスで、ロシア・ワールドカップ出場を目指す。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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