ガーナ 対 アメリカ|サッカーダイジェスト特派のレビュー

2014年06月17日

耐え抜いたアメリカが終盤のチャンスを生かし切る。

【サッカーダイジェスト特派のポイントレビュー】
 
 最後まで耐え抜いたアメリカに勝利の女神が微笑んだ。開始わずか30秒、左サイドを崩したアメリカは、デンプシーがドリブルで切れ込み難なく先制点を奪う。
 
 しかし以降はガーナがペースを掴み、59分にK=P・ボアテングを投入すると、さらに攻撃の手を強めたアフリカの雄がほぼ一方的に押し込む。82分、鮮やかな崩しからA・アユーが同点弾を叩き込むと、ガーナの逆転は時間の問題――。そんな雰囲気さえ漂っていたのだが……。
 
 そして迎えた86分、アメリカは千載一遇のチャンスを生かす。再三押し込まれていた状況で掴んだCKから、途中出場のブルックスが頭で合わせて決勝ゴール。23分にエースのアルティドールが負傷し、後半はチャンスらしいチャンスがなかったものの、土壇場で「忍耐力」がモノを言った。
 
取材・文:大木 勇(週刊サッカーダイジェスト)
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