ドイツ 対 ポルトガル|サッカーダイジェスト特派のレビュー

2014年06月17日 加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト)

流動性の高い攻撃で、ドイツがポルトガルを圧倒。

【サッカーダイジェスト特派のポイントレビュー】
 
 2年前のEURO2012でもグループリーグで顔を合わせた両国の対決は、ドイツの圧勝に終わった。
 
 MFのミュラーを最前線に置き、純然たるFWを起用しないドイツの「ゼロトップ」が、序盤から素晴らしく機能。そのミュラーとエジルを中心に、人もボールもよく動く流動性の高い攻撃で、ポルトガルを圧倒した。4-1-4-1のアンカーを務めた、本来右SBのラームも攻守で存在感を放ち、主導権を最後まで渡さなかった。
 
 ミュラーに頭突きを見舞ったペペが37分に退場したポルトガルは、以降、何もさせてもらえず。左足の故障が心配されたC・ロナウドは、やはり本調子ではなく、見せ場を作れなかった。2戦目以降に向けて気がかりなのは、怪我で途中退場を余儀なくされたコエントランとH・アウメイダの状態だ。
 
取材・文:加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト)
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