ウェストハムの闘将がブチギレ! ポグバの鼻の穴に指を突っ込む暴挙も試合後は劇的に…

2018年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

8歳の息子の願いに応えて2ショットも撮影!

ポグバの鼻の穴にノーブルの指が……フランス代表MFが反撃しなかったため、大騒ぎにはならなかった。このあと両者は気持ちよく和解。(C)REUTERS/AFLO

 木曜日に行なわれたプレミアリーグ37節、ウェストハム・ユナイテッドvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦はスコアレスドローで終了した。
 
 マンUの猛攻をハマーズが凌ぎ切った90分間だったが、ハプニングが起こったのはその87分だった。攻守両面で闘争心を前面に押し出すウェストハムのアイコン、マーク・ノーブルが、レイトチャレンジを仕掛けてきた相手MFポール・ポグバに激高! 身長差で15センチ上を行く相手に胸で体当たりし、顔に手をかけてもむくちゃに。意図していたのかどうか、ポグバの鼻の穴には指がしっかり食い込んでいた。
 
 両チームの選手たちが入り乱れての大騒動となったが、ポグバは身から出たサビと感じていたのだろう、いっさい手出しをしなかったためすぐに収束。両選手にはイエローカードが提示された。

 
 なんとも後味の悪い雰囲気だったが、試合後にノーブルの取った行動は実に爽やかだった。ポグバを見つけるや「さっきは済まなかった」とばかりに笑顔で語りかけ、熱い抱擁を交わしたのである。ポグバも恥ずかしそうに笑みをたたえ、感動的な光景をファンに提供した。
 
 英紙『Evening Standard』は「大凡戦で生まれたちょっとしたドラマ」との見出しを打ち、ノーブルの試合後のコメントを掲載した。
 
「試合の前の日、8歳の息子のレニーが言っていたんだ。『僕はポール・ポグバが大好きだから会いたいな』とね。もちろん忘れてなかったし、試合後にはちゃんと彼とふたりで写真を撮ってあげたよ。息子は大喜びだったし、僕も嬉しかった。僕自身もポグバの大ファンでね。いろいろと叩かれたりしているけど、どれも不当なものばかりだ。まああれだけのビッグな選手だと、どうしても批判されてしまうのだろうけど。そうだね、確かに彼は僕を蹴った。フラストレーションが溜まっていたんだろうし、僕もカッとなってしまったが、ピッチの中で起きたことは、すべてピッチに置いて去るべきだよ。そういうものだろ、フットボールって」
 
 ホームラストゲームだったマンU戦。シーズン最終盤まで不甲斐ない戦い見せたことに対しては、主将として忸怩たる想いがあるようだ。「本当にファンに申し訳ないと思う。来シーズンは気を引き締めて戦い、信頼を取り戻したい」と、決意を新たにしていた。
 

次ページ【動画】ノーブルがポグバに体当たり! そして試合後には…ウェストハムvsマンU戦のハイライトはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事