「代えのユニホームがない!」ACLで珍事!出血した広州恒大DFが”自作ユニ”でピッチに登場するも…

2018年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

不測の事態に広州恒大が取った行動は…

一見、チャン・リンペンのユニホームは5番のように見える。しかし、よく目を凝らし見てみると……。(C)Getty Images

 5月8日、9日にACLのラウンド・オブ16が各地で行なわれた。元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ監督率いる広州恒大(中国)は、元ブラジル代表のアレシャンドレ・パトなどを擁する天津権健(中国)と対戦。試合はスコアレスドローに終わったが、普通では考えられないハプニングが発生していたようだ。

 背番号5を付けるDFのチャン・リンペンがゲーム中に負傷。鼻から大量に出血し、ユニホームを交換せざる得ない事態となった。しかし、直ぐに代えを用意できなかった広州恒大は驚きの行動に出る。15番のユニホームに記載された1の数字をアウェーカラーと同じ黄色のテープで隠し、5番にする方法を取ったのだ。

 その即席ユニホームでしばらくプレーした後に、正規のものに着替えたチャン・リンペン。ACLというアジアを代表するクラブが集う戦いで、広州恒大は驚きの方法で窮地を切り抜けた。

 しかし、この話にはまだ続きがある。

 試合翌日、クラブは今回の出来事がブランドイメージに深刻なダメージを与えたとし、ゼネラルマネージャーのガオ・ハン氏など5人のスタッフに罰金処分を下し、さらに厳重注意を下したと発表した。

 今回の騒動は欧州でも注目を浴びたようで、英国国営放送『BBC』は「広州恒大はDIY(Do It Yourself=自身でやるの意)シャツでスタッフに罰金」と報じている。

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