「アルゼンチンはメッシがいなきゃ優勝候補じゃない」モウリーニョがロシアW杯を大胆分析!

2018年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

あまりに堅い分析に本人も…。

ロシア・ワールドカップの予想を語ったモウリーニョ(中央)。メッシ(左)とC・ロナウド(右)に対しても言及した。 (C) Getty Images

 来るロシア・ワールドカップに向けて、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル人指揮官が興味深い予想を展開した。

 現地時間5月8日、米スポーツ専門テレビ局『ESPN』の取材に応じたジョゼ・モウリーニョが、来月14日に開幕するロシアW杯について持論を展開するとともに、優勝予想をして話題を呼んでいる。

 ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドを指揮してきたモウリーニョ。もはや、その見識に疑いの余地はなく、今回も独自の視点で各国代表の寸評を口にした。まず語ったのは、母国ポルトガルだ。

 R・マドリー時代の教え子クリスチアーノ・ロナウドが大黒柱のポルトガルについて、モウリーニョは「ポルトガルは興味深いスカッドを抱えている」と語り、「クリスチアーノがいなければ不可能だろうが、彼と一緒ならば不可能はない」と優勝の可能性を示唆した。

 また、これまでのキャリアでチャンピオンズ・リーグやプレミアリーグなど25個のタイトルを獲得し、勝負師としての名をほしいままにしてきた55歳の指揮官は、「気になっている国」として、アルゼンチン、ブラジル、スペインの名を挙げて、それぞれに持論を寄せた。

アルゼンチン
「メッシがいなければ、優勝候補にはなりえない。私が気になっている国だが、メッシがいることで優勝候補になっている」

ブラジル
「彼らの根本的なチームの思想、そして戦術、メンタリティーが大好きだ。元々備わっていた才能に、戦術とフィジカルが融合されている。基礎がしっかりしていて、ほとんどゴールを許すことなく守れるし、ウィリアン、ネイマール、コウチーニョ、G・ジェズス…前線の全ての選手が傑出したクオリティーを持っている」

スペイン
「私はスペインがもう一度、真のチームになると思っている。彼らは同じ哲学を選手間で共有できている。他のヨーロッパのチームよりも、良い状態にあると言えるだろう」

 しかし、あまりに堅い分析が気になったのか、「えーっと、私はこれが面白いと思うんだが、こんな予想で大丈夫かね?(笑)」とジョークを挟んでもいたモウリーニョは、大会期間中はロシアの国際テレビネットワーク『Russia Today』で解説を務めることが決まっている。

 歯に衣着せぬ発言が話題を集めることもあるポルトガル人指揮官は、本大会中も、持ち前のトークスキルでファンを楽しませてくれそうだ。
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