帰国中のポドルスキが独メディアで古巣復帰の可能性を示唆「ケルンのユニホームをもう一度着たい」

2018年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

ケルンCEOもポドルスキ獲得に意欲!?

FC東京戦で無念の負傷離脱を強いられたポドルスキは、地元ドイツで愛するクラブへの想いを口にした。 (C) SOCCER DIGEST

 やはり愛する古巣への想いはいまだ消え去っていないようだ。

 5月2日に行なわれたJ1第12節のFC東京戦で負傷し、左腓腹筋肉離れと診断され、治療のため一時帰国しているヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、古巣ケルンへの想いを現地メディアで口にし、話題となっている。

 今シーズンのケルンはまさに絶不調だった。ブンデスリーガで開幕から16戦未勝利と低迷し、結局、最後まで降格圏から浮上する兆しを掴めぬまま、現地4月28日に行なわれたブンデスリーガ第32節のフライブルク戦に敗れて、2部降格が決定した。

 そんな古巣を励まそうと、リハビリを兼ねて一時帰国中のポドルスキは、ケルンにとって今シーズンの本拠地最終戦となった現地5月5日の第33節バイエルン戦(1-3)を観戦していた。

 試合後、ドイツ版『Sky Sports』の直撃を受けたポドルスキは、「今は神戸でプレーしているし、日本は快適だ」と前置きをしたうえで、愛するケルンへの隠し切れない本音を吐露した。
 

「いつも言ってきたことだけど、このクラブのユニホームを着て、もう一度ピッチに立つのは僕の夢だ。そして僕には、その夢を見る権利がある」

 ケルンの下部組織で育ち、2003年にトップチームデビューを飾った元ドイツ代表FWは、さらに選手としての復帰が実現しなかったとしても、何らかの形で古巣に舞い戻ることに意欲を見せている。

「異なる役割ということもある。僕とこのクラブやこの町との関係は誰もが知っている。それは今後50年経っても変わらないものなんだ」

 古巣愛を強調したポドルスキに対し、ケルンも将来的に復帰する可能性を否定することはない。アレキサンダー・ヴェールレCEOは、「ルーカスは我々のクラブ史の中でも非常に重要な一部分だ」と、その存在の大きさについて語ったうえで、次のようなコメントも残している。

「我々は来シーズンから2部で戦うことになるし、ルーカスには神戸との1年の契約が残っている。実際、彼は日本での生活をポジティブに感じているようだ。ただ、サッカーにおいて何事も排除することはできない。契約満了後、サッカーの神がどう決めるかは誰にも分からない」

 昨夏にJリーグに電撃参戦したポドルスキと神戸の契約は2019年12月までとなっている。満了時に34歳となっている元ドイツ代表FWは、自身が希望するケルンでのプレーを叶えられるのだろうか――。
 
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