イニエスタ、最後のクラシコを終えて…「ベストではなかったけど楽しめたよ」

2018年05月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

S・ラモスは「数年のうちに中国で」と意味深発言。

最後のクラシコを戦い終えたイニエスタ。一定の満足感は得られたようだ。 (C)Getty Images

 今シーズン限りでバルセロナを退団するアンドレス・イニエスタは、5月6日のリーガ・エスパニョーラ第36節で、レアル・マドリーとのクラシコに臨んだ。バルサのキャプテンにとって、最後のクラシコだ。

 試合は2-2のドローに終わり、バルサは二度に渡るリードを守り切ることができなかった。だが、無敗優勝の目標達成に向けてまた一歩前進している。

 スペイン紙『Marca』によると、イニエスタは試合後に「退場者を出しながらも、僕らは負けなかった。これはポジティブな結果だ。すごく満足しているし、無敗でリーグを終えられるように続けたい」と、ドローという結果にも一定の満足感を示した。

「クラシコとはこういうものだ。激しい試合なんだよ。なにも懸かっていなくても、他とは異なる、特別な試合なんだ。素晴らしかったね。両チームが真剣に、全力で勝利をめざしていた」
 
 また、58分でベンチに退いたイニエスタは、「ベストコンディションではないけど、幸いにもクラシコを楽しめた。こういう試合は楽しむためのものなんだ。他にこういう試合はないんだよ」と、フィジカルの問題を抱えながらも、残りわずかとなったバルサでの日々を噛み締めていると明かしている。

「コパ・デル・レイ決勝から、少しフィジカルに問題があってね。でも、こういう試合に出場し、できるだけ長くプレーできるように、そして楽しめるように、全力を尽くしているよ。最後まで楽しまないと」

 今シーズン限りでバルサから退団することを表明したイニエスタだが、新天地についてはまだ正式に発表していない。ただ、やはり中国への移籍が有力なようだ。

 マドリーのキャプテンで、スペイン代表ではともに多くの栄冠を勝ち取ってきたセルヒオ・ラモスはイニエスタについて問われると、「数年のうちに僕らは中国で会うかもね」と述べている。

 ラモスもまた、いずれイニエスタを追って中国に旅立つということなのだろうか。
 

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