「ヨシの望みは理解できる」武藤嘉紀のプレミア挑戦をマインツが容認! 気になる移籍の設定額は?

2018年05月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニューカッスル行きが噂される武藤。

3年間に渡って活躍してきた武藤。大金をマインツを去ることになりそうだ。 (C) Getty Images

 マインツの幹部が、移籍願望を口にした日本代表FW武藤嘉紀について注目の発言をしている。

 2015年8月に300万ユーロ(約4億500万円)でFC東京から鳴り物入りでブンデスリーガのマインツに移籍してから3年。通算64試合に出場して19ゴールという成績を残してきた武藤の、ここ最近のパフォーマンスはまさに絶好調そのものだ。5月5日のドルトムント戦(ブンデス33節)では、チームの残留を決定付けた見事なヘディングゴールも決めていた。

 そんな上り調子の25歳の韋駄天FWには、かねてよりプレミアリーグへのステップアップの噂が絶えない。とりわけ熱心とされているのが、古豪ニューカッスルで、3月末に英サッカー専門メディア『HITC』は、「ラファエル・ベニテスの希望する新たなストライカーとして、ムトウの獲得を検討している」と報じられていた。

 渦中の人となった武藤も、4月29日のRBライプツィヒ戦後にメディアに対し、自身の去就に関して気になる発言をしていた。

「今が良いタイミングだと思っています。結果として、たとえ失敗をしたとしてもいい。それでも、機会があるならぜひ挑戦してみたいと思いますね」
 

 一連の報道を受け、ドイツ全国紙『Bild』は、現地5月4日に「イングランド行きへ加速か?」と銘打ち、マインツが武藤の移籍金を2000万ユーロ(約27億円)に設定したと報道。さらに同記事内でクラブのスポーツディレクター(SD)を務めているルーベン・シュレーダー氏も日本人FWの退団を容認する姿勢を見せている。

「ヨシの年齢を考えれば、移籍願望を持つことは理解できるし、それを公にすることも問題はない。彼との契約は残っているが、適正なオファーが届けば我々も話し合いに応じるのは間違いない」

 マインツとの契約は2019年6月までとなっている武藤だが、シュレーダーSDのコメントを聞くかぎり、クラブは今シーズン終了後の移籍に寛容な様子だ。となれば、後は噂に上がるニューカッスルか、本人が望むとされるプレミアリーグの他クラブ、もしくは他リーグクラブからの26億円を超える"適正"なオファーが舞い込むことを待つのみという状況と言えるだろう。

 3年を過ごした愛着のあるクラブを残留へと導き、救世主となった武藤。はたして、そんな日本代表FWは、今夏に自らの夢を叶えられるのか。その動向から目が離せない。
 

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