日本代表は要警戒! W杯対戦3か国の「秘密兵器」とは?

2018年05月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

3月に初招集された「新しいレバンドフスキ」。

現地記者がW杯の「秘密兵器」候補に挙げた(左から)ポーランドのコフナツキ、セネガルのサール、コロンビアのウリベ。(C)Getty Images

 日本代表がロシア・ワールドカップのグループリーグで対戦するコロンビア代表、セネガル代表、ポーランド代表は、それぞれハメス・ロドリゲスとラダメル・ファルカオ、サディオ・マネとカリドゥ・クリバリ、ロベルト・レバンドフスキとカミル・グリクと、すでに世界的名声を勝ち取っているタレントを擁している。
 
 しかし、日本代表が警戒すべきは彼らだけではない。知名度こそ高くないが、ここにきて勢いを増している若手・中堅が少なくないのだ。各国の現地記者が推奨する本大会での「秘密兵器」をご紹介する。
 
■ポーランド代表編
ダビド・コフナツキ
(21歳/FW/サンプドリア所属)
 
 ポーランドのロシア大会に向けた秘密兵器は、21歳の逸材FW、ダビド・コフナツキだ。国内の強豪レフ・ポズナンの下部組織で育ち、弱冠16歳でトップチームにデビュー。クラブでは3シーズン半で27ゴールを記録したうえ、U-15から各年代の代表チームで活躍し、昨夏にはサンプドリアに引き抜かれた。
 
 セリエA1年目の今シーズンは、主に途中出場ながらここまで公式戦通算で7ゴール・3アシストと結果を残し、3月にはA代表に初招集された。デビューを飾ったナイジェリア戦では左ウイングを担ったとおり、本職はCFながら前線ならどこでも対応可能なマルチアタッカーだ。
 
 現状ではメンバー入りの当落線上という立ち位置だが、中堅・ベテランの多いチームだけにその「若さ」は大きな魅力。23人枠入りを果たして出番が巡って来れば、「新しいレバンドフスキ」と謳われる高いポテンシャルを世界中に誇示するかもしれない。
 
文:ピオトル・コズミンスキ(スーパーエクスプレス紙)
翻訳:井川洋一
 

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